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パキラにおすすめの肥料とは?肥料を選ぶ時に抑えておくべき2つのポイント

2年育てて大きくなったパキラ 基本知識

手のひらを大きく広げたような葉が特徴のパキラ。一年を通して光沢のあるグリーンの葉が楽しめる人気のインドがグリーンです。

暑さ、寒さともに比較的強く丈夫なパキラは、用土に含まれる養分のみでも問題なく育ってくれます。

ただ、「今より大きく育てたい」「株を充実させてボリュームを出したい」「葉の色つやをキープしたい」などという場合、適期の施肥が効果的です。

そこで今回は、パキラにおすすめの肥料についてご紹介します。

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農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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パキラにおすすめの肥料とは?肥料を選ぶ時に必要な2つの条件

エッグポットに植えたパキラ

まずはじめに、パキラを室内で育てる場合に適した肥料は、2つのポイントを押さえておく必要があります。

パキラにおすすめの肥料 条件①虫が寄り付きにくい、においが少ない

室内でパキラを育てる場合、使用する肥料に求められる条件のひとつが「清潔に使えること」です。「虫が寄り付きにくい」「においが少ない」などですね。

たとえばコバエ。コバエは「腐葉土」「バーク堆肥」「コメのとぎ汁」などの有機肥料を好みます。

そのため、室内で使用する場合はできるだけ有機質を含まない土や肥料を選ぶことで、コバエの発生を防ぐことができるのです。

パキラのコバエが気になるなら「室内向けの土」を使ってみるのも◎

筆者は以前、自分でブレンドした土で観葉植物を育てていました。その際に使用した資材のひとつが100円ショップで購入した「腐葉土」です。

結果、ものすごい量のコバエが発生…。室内に置くことが急に気持ち悪くなり、屋外に鉢を移動しました。

コバエに苦しむ人

が、それでもコバエの勢いは収まらず。調べたところ、コバエは湿った有機質が大好きである…ということが判明したのです。

その後、 室内向け観葉・多肉の土があることを知りました。(下写真)

室内向けの土もうかれこれ10袋以上リピ買いしてます。見た目も綺麗でおすすめですよ。もちろん、水はけもばっちり。

室内向け観葉・多肉の土は虫が寄り付きにくいことはもちろん、パキラが育つための肥料も含まれています。肥料や土選びに迷ったら、このような土を使ってみるのもおすすめです。

室内向けの土水を含むと濃い茶色に色が変わる。土の色の変化によって、水やりのタイミングが分かりやすいのも◎。

パキラにおすすめの肥料 条件②栄養がバランスよく配合されている

室内で清潔に管理できることはもちろんですが、肝心なのは「効果が得られるか」ということです。

2つ目の条件としては「栄養分がバランスよく配合されている肥料を選ぶこと」といえるでしょう。

「植物の栄養」と聞いて、土に差すグリーンの容器を思い浮かべていませんか?

「パキラの元気がイマイチだな。そうだ、土に差す植物の栄養を使ってみよう。」

このように思い立ち、下写真のような商品を深く考えずに土に差してはいませんか?(下写真)

アンプルタイプの活力剤

実は、このようなアンプルタイプの商品は肥料ではなく「活力剤」であることが多いです。もちろん、アンプルタイプの商品であっても肥料に分類されるものもあります。

肝心なのは、「活力剤と肥料は別物である」ということです。

人間の食事に例えるなら、肥料は「主食」で活力剤は「サプリメント(栄養補助食品)」のような役割になります。

 

室内でも清潔に使えて効果抜群!パキラにおすすめの肥料【2選】

では次に、これら2つのポイントを押さえているパキラにおすすめの肥料を厳選して2つご紹介します。使いやすいものを選んで試してみてくださいね。

パキラの生長【ビフォーアフター】

肥料を与えて育てたパキラ(300円ショップで購入)の2年後の様子

パキラにおすすめの肥料①ハイポネックス(水で薄めて使うタイプ)

ハイポネックス原液

パキラの肥料として1つ目におすすめなのが、昭和53年(1978年)からのロングセラー商品「ハイポネックス 原液タイプ」です。

「観葉植物にはあまり興味が無い」という方でも、このラベルは見たことがあるのではないでしょうか。

ハイポネックス原液がパキラにおすすめの理由

  • 即効性タイプの肥料なので効果を実感しやすい!
  • 15種類の栄養がバランス良く配合されている!
  • ニオイが少なく室内でも清潔・快適に使える!
ハイポネックス(原液)の使い方

ハイポネックス原液は水で薄めて使うタイプの液体肥料です。

パキラ(観葉植物)の場合、約500倍に薄めたものを水やりの際に与えます。使用の目安は10日に1回程度です。

ハイポネックス

肥料は春から秋にかけての暖かい時期に限定して使用します。寒さによって生長が緩慢になる冬(15度以下)は肥料は不要です。

※注意 使用の前は鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしていないか確認してください。根詰まりを起こしている場合、鉢内の水はけの悪さにより、肥料成分が根を傷めてしまうことも考えられます。根詰まりしている場合は春~秋の暖かな時期に植え替え、1か月ほど経過してから肥料を与えます。

◎●500倍水溶液の作り方➡水1リットルに対してキャップ約1/10のハイポネックス原液を薄めます。(下写真)

ハイポネックス

土が乾いていることを確認したら、まずは水を鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと与えましょう。

ひと通り水が鉢底から流れ切ったら、あとは水で薄めたハイポネックスを土全体が湿る程度の量で与えます。

ポインセチアにハイポネックスを与える原液を水で薄めるとスカイブルー色の水になります

株元にジョウロの先端を差し込むようにして、植物に直接肥料がかからないよう注ぎこんでください。

受け皿に溜まった水は面倒でもこまめに捨てようね。受け皿の水をそのままにしておくと、コバエや根腐れの原因になることもあるから。

ちなみに、「とにかく虫が苦手…!!」という方には、殺虫成分入りのハイポネックスもおすすめです。

殺虫成分入りのハイポネックスは、肥料効果と殺虫効果が同時に得られる優れもの。もちろん、モンステラにも使えます。

「とにかく虫が苦手…!!」という方は、こちらの殺虫成分入りハイポネックスがおすすめ。こちらは約250倍に薄めて使ってね。

  • 水500mlの場合⇒カップ2目盛りを水で薄める
  • 水1Lの場合⇒カップ4目盛りを水で薄める

パキラにおすすめの肥料②マグァンプk(土に混ぜ込むタイプ)

マグアンプk(中粒)

2つ目におすすめなのが、土に混ぜ込むタイプの肥料「マグァンプK(中粒)」です。マグァンプKは、植え替えの際に使用する土に混ぜて使用します。

いったん土に混ぜ込んでしまえば、あとは水やりの度に成分が溶けだして効果を発揮。手間がかかりません。しかも、効果は約一年。忙しい方にもおすすめの肥料です。

ちなみに、マグァンプKは1966年(昭和41年)から販売されている超ロングセラー商品!最初に土に混ぜ込む手間はあるけど、それさえしてしまえばあとは放置でok!春~秋、植え替えのタイミングで土に混ぜ込もう。

マグァンプkがパキラにおすすめの理由

  • 土に混ぜ込むだけで効果が約一年持続する!
  • ほぼ無臭なので室内でも安心して使える!
  • リンサン効果で植物の根を丈夫に育ててくれる!
マグアンプk(中粒タイプ)の使い方

マグアンプk

植え替え時に使用する土に規定量のマグァンプKを混ぜ込みます。あとは通常通り、鉢底石を敷いた鉢に用土を敷き、株の高さを調整しつつ植え付けるだけでok。

植え替え後はたっぷりと水を与え、受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。

  • 土500gの場合⇒1~4gくらい(ティースプーン約1杯弱~2杯程度)を混ぜる
  • 土1kgの場合⇒2~8gくらい(ティースプーン約1杯~4杯程度)を混ぜる

 

 

まとめ

ハイポネックス

ということで、今回はパキラにおすすめの肥料についてご紹介しました。

今回は厳選して2種類のみご紹介しましたが、ホームセンターや園芸店などに行けば沢山の商品が並んでいます。

どれを選ぶべきか迷ってしまわれることでしょう。

そんな時は以下の3つのポイントをしっかりと確認した上で購入を検討してみてください。

  1. そもそも、「活力剤」なのか「肥料」なのか?
  2. 室内でも清潔に使えるものなのか?(「臭いが少ない」「虫が寄り付きにくい」など)
  3. 無理なく使い続けられそうな商品なのか?

ちなみに、筆者は春の植え替え時に、今回ご紹介したマグァンプKを元肥として混ぜ込んでいるよ。その後は、月に1~2回ほど水で薄めたハイポネックス原液を追肥として与えるだけ。自分自身が無理なく使えて、かつ効果がしっかり実感できるものを見つけてね。

パキラの生長ブログ

パキラにおすすめの肥料【2選】

  1. ハイポネックス原液
  2. マグァンプK

※ちなみに、「水で薄めたり、土に混ぜ込んだりするのが面倒…」という場合は、土の表面に置くだけのプロミック 観葉植物用もおすすめです。効果は約2か月。随時交換します。(下写真)

プロミック(置き肥)の使い方水やりの度に成分が溶け出し長く効果が続きます。

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