透明のジェルボールは綺麗だけど、パキラを長持ちさせることはできるの?
ジェルボール(ジェリーボール)は、カラフル&涼し気でインテリアとして映えます。
ただ、ジェルボールをパキラに使う場合、注意しなければならないポイントもあるんです…!
そこで今回は、ジェルボールを使ったパキラの育て方やメリット・デメリット、注意点や成功のコツも紹介します。
パキラはジェルボールに植えると枯れるって、本当?
パキラをジェルボールに植えた場合、すぐ枯れることはありませんが、土での栽培に比べると長持ちしません。
その理由は以下の通りです。
根腐れのリスクが高い
- 理由:水耕栽培では、根が常に湿った状態にあるため、細菌やカビが繁殖しやすくなります。適切な水質管理を怠ると、根腐れが起こりやすくなります。
- 影響:根が腐ると水分や栄養の吸収ができなくなり、最終的には株全体が枯れてしまいます。
▶パキラが根腐れしたかどうかの見分け方は?原因と対処法を徹底解説
水耕栽培に不向き
- 理由:パキラは観葉植物として水耕栽培も可能ですが、本来は土壌環境で安定した成長を遂げる樹木です。土の中で広がる根が十分に支えられることで、健康を維持します。
- 影響:水耕栽培では、根の成長が制限され、長期間育てるのには不向きとなります。
パキラをジェルボールで育てる方法は?
準備するもの
- ジェルボール(アクアビーズやジェリーボール)
- ガラス製の容器(底に穴のないもの)
- 小さめのパキラ(100均のものでok!)
ジェルボールを準備する
ジェルボールを水に浸し、数時間かけて十分に膨らませます。
パキラの根を準備する
土からパキラを取り出し、根を水で洗浄します。古い土を完全に取り除くことがポイントです。
容器にジェルボールを入れる
ガラス容器にジェルボールを敷き詰め、均等になるように整えます。
パキラを配置する
パキラの根をジェルボールの中に埋め込むように配置し、バランスを整えます。
適切な場所に設置
パキラを明るい場所(直射日光を避ける)に置きます。
ただし、温度変化の激しい窓際は避けてください。窓から1~2mほど離した明るい場所が理想です。
パキラをジェルボールで育て続けるためのコツは?
水分管理
ジェルボールが乾燥してきたら水を足します。
ただし、常に水が多すぎる状態は避けましょう。基本、水を足すのは容器内の水位が底をついてからです。
光の確保
日当たりの良い場所に置くことで、葉の成長を促進します。
ただし、温度変化の激しい窓際は避けてください。窓から1~2mほど離した明るい場所がベストです。
肥料は基本不要
水耕栽培用の栄養剤等も販売されていますが、個人的に、ジェルボール栽培の場合は肥料を与えません。
どんなに気を付けて育てていても、ジェルボール栽培の場合、半年もすれば徐々に弱ってくることが多いです。
▶パキラの植え替え時期は春~初夏がベスト!失敗しない方法を画像で解説
パキラをジェルボールに植えて育てる際の注意点
栄養不足のリスク
ジェルボール自体には栄養分が含まれていないため、液体肥料などを併用する必要があります。
根腐れのリスク
ジェルボールに水分が多く含まれるため、過剰に湿った環境で根腐れが発生しやすくなる可能性があります。
使用期間の制限
ジェルボールは時間が経つと劣化し、水を保持する力が弱くなります。定期的に交換する必要があります。
パキラをジェルボールで育てるメリット
とにかく見た目が綺麗
透明なジェルボールはガラスの容器と相性が良く、スタイリッシュなインテリアとして活用できます。
虫が湧きにくい
通常の土に比べ、虫が湧きにくいです。室内でも清潔にパキラを楽しみたいという方にぴったりです。
水耕栽培の代用として使える
ジェルボールを活用することで、土を使わずにパキラを育てる「水耕栽培」に近い形で栽培することができます。
パキラをジェルボールで育てるデメリット
根の成長制限
ジェルボールは土ほどの安定感がなく、根が広がりにくい場合があります。
コストがかかる
ジェルボールは定期的に交換する必要があるため、長期間の利用にはコストがかかります。
長期栽培には向かない
ジェルボールは短期間の観賞用には適していますが、長期的に健康な成長を促すには土のほうが向いています。
パキラはジェルボールに植えると枯れる?使い方と注意点【まとめ】
ジェルボールを使ったパキラ栽培は、インテリアとしてとても魅力的です。
ただし、長期的な成長を目指す場合は、やはり土での栽培をおすすめします。
ジェルボールの特性を理解し、適切に管理することで、美しいパキラを育てましょう!