手のひらを広げたような張りのある葉とすっきりとした幹が印象的なインテリアグリーン・パキラ。
そのままでもおしゃれな見た目のパキラですが、さらに魅力的にみせるためには鉢植えがポイントになります。
また、パキラの性質に適した鉢植えをチョイスすることで、パキラをより丈夫に育てることも期待できますよ。
そこで今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介します。
パキラの鉢の選び方は?押さえておくべきポイントは3つ!
それでは、パキラに適した鉢植えの条件3つをみていきましょう。
大きすぎない
パキラは他の多くの観葉植物に比べ、あまり広く根を張らないことが多いです。
そのため、大きすぎる鉢に植え付けると、吸いきれずに残った水分が根を傷ませ、根腐れを引き起こすことがあります。
鉢の中が根っこでいっぱいになっている場合、ひとまわり大きめの鉢をチョイスします。
ここでいう「ひとまわり」は、今の鉢よりも直径プラス3cmほどのものをさします。
株とのバランスがとれたサイズの鉢を選ぶことで、見た目がすっきりとするだけでなく、根腐れを防ぐことが可能です。
大きすぎる鉢に植え替えると、水やりしてから土が乾くまでに時間を要します。
鉢底穴が複数開いている
パキラを育てるなら、底穴がしっかり開いている水はけの良い鉢を選びましょう。
小さな穴1つだけよりは、大き目の穴や小さな穴が複数開いている鉢がおすすめです。
水やり後、すぐに鉢底から水が流れ出てくるのが理想です。(下写真)
受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。
通気性に優れる材質・構造
「ついつい水をやり過ぎて失敗しがち…。」という方におすすめしたいのが素焼き鉢やスリット鉢です。
素焼き鉢というと「赤茶色の重い鉢」というイメージですが、デザインはさまざまです。
お気に入りのデザインの鉢を探してみるのも楽しいですよ。
- 素焼き鉢…粘土を高温で焼いて仕上げた多孔質な鉢。排水性・通気性に非常にすぐれる。
- テラコッタ鉢…素焼き鉢よりも高温で焼き上げるため割れにくい性質がある。通気性は素焼き鉢の方がすぐれる。見た目がおしゃれでデザイン性が高い。
- モスポット…アンティーク加工が施された素焼き鉢。おしゃれな見た目だけでなく、植物にとっても快適な環境を用意したいという方におすすめの鉢。
パキラにおすすめの鉢!条件に合う鉢を3つ厳選してみました
筆者が個人的に使ってみて良いと思った鉢のみを3つ集めてみました。
信楽焼き植木鉢
自然の風合いが雰囲気のある信楽焼。
底穴も大きめで水はけ抜群。鉢底ネットを敷いて使えば、根が蒸れがちなパキラにもぴったりです。
3Dメッシュポット
3Dプリンターで製作されたメッシュポット。鉢全体がメッシュ構造なので、水はけ・通気性抜群です。
鉢底もメッシュ構造のものが多く、室内でも蒸れにくく根腐れやカビを防ぐことができます。
透明スリット鉢
鉢の側面に複数の切れ込みが入ったスリット鉢。透明タイプなら根の成長具合も楽しめます。
水はけ・通気性抜群!土の乾き具合も目視で確認しやすいので、水の与えすぎによる根腐れを防ぐことができます。
パキラの鉢の選び方。パキラに適した鉢の条件3つとは?【まとめ】
今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介しました。
多湿を嫌うパキラ。根腐れを防ぎつつ、丈夫に長く育てるためには通気性と排水性にすぐれる鉢がおすすめです。
お気に入りのひと鉢を見つけて、パキラを長くおしゃれに楽しんでみてね。
パキラに適した鉢植え 3つの条件
- 大きすぎない
- 水はけがよい
- 水をやり過ぎがちなら素焼き鉢