パキラの幹の皮がむけてくる。放っておいて大丈夫?
パキラを育てていると、幹の皮がむける現象に遭遇することがあります。
これはパキラにとって自然なことなの?何か対策が必要なのかな、と心配になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パキラの幹の皮がむける原因とその対処法について、詳しく解説します。
パキラの幹の皮がむける主な原因は?
パキラの幹がむける場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
成長過程による自然な現象
パキラの幹の皮がむける最大の理由は、成長過程での自然な現象です。
パキラは成長すると幹が太くなり、その結果、外皮が剥がれて新しい層が現れます。
対処法
- 見守る:この場合、特に心配する必要はありません。むしろ、パキラが順調に成長している証拠ですので、そのまま自然に任せて育てましょう。
- むけた皮はそのままに:むけた皮を無理に剥がさないことが大切です。自然にむけるのを待ちましょう。無理に剥がすと、新しい層にダメージを与える可能性があります。
乾燥によるダメージ
葉の縁が傷んだり破れたようになるのも、空気の乾燥が原因であることが多い。
パキラは湿度が低すぎると、幹の皮が乾燥して剥がれやすくなることがあります。
特に、冬場に暖房が効いた部屋や、エアコンの風が直接当たる場所に置かれると、乾燥が進みやすいです。
対処法
- 加湿器を使う:部屋の湿度が低い場合は、加湿器を使って40~60%程度の湿度を保ちましょう。特に冬場は乾燥しやすいため、注意が必要です。
- 葉水を与える:霧吹きで定期的にパキラに葉水を与えることで、湿度を高めることができます。また、幹や土周りにも少し水をかけることで、乾燥を防ぎます。
- エアコンや暖房の風に当てない:エアコンや暖房の風が直接当たらない場所に移動させましょう。風が当たり続けると、幹だけでなく葉にもダメージを与えます。
水やり不足または過剰によるストレス
水やり不足の場合、パキラが乾燥して幹が脆くなり、皮が剥ける原因となります。
一方で、水の与えすぎも根腐れを引き起こし、幹の部分に影響が出ることがあります。
対処法
- 土が乾いてから水を与える:パキラは、土が完全に乾いてから水を与えるのが理想的です。特に、過剰に水を与えすぎると根腐れの原因になるため、控えめに管理します。
- 水はけの良い土を使用する:水はけが良い土を使うことで、根腐れのリスクを減らせます。また、鉢底には必ず排水穴を設け、水が溜まらないようにしましょう。
- 水やりチェッカーの活用:水やりのタイミングがわからない場合は、水やりチェッカーを使うと便利です。土の内部の湿度を確認し、適切なタイミングで水を与えることができます。
物理的なダメージ
パキラの幹に物理的なダメージが加わることでも、皮が剥けることがあります。
例えば、ペットや子供が触ったり、幹を強く押したりすると、皮が剥がれやすくなります。
対処法
- 慎重な取り扱い:パキラを移動する際は、幹や枝を傷つけないように慎重に取り扱いましょう。また、ペットや子供が触れない場所に置くことも有効です。
- 支柱を立てる:パキラの幹が細い場合は、支柱を立てて安定させると、物理的なダメージを防ぎやすくなります。
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パキラの幹の皮がむける?原因と対処法【まとめ】
パキラの幹の皮がむける原因は、成長過程による自然な現象から乾燥、栄養不足や物理的なダメージなど多岐にわたります。
ただ、パキラはとても丈夫なので、少し皮が剥けるくらいならそのまま放置でほぼ問題ありません。
原因に応じて適切に対処し、パキラを健康に育てましょう。