パキラの葉が白く色が抜けたようになっていませんか?
今回は、パキラの葉が白く色抜けするときの原因と対処法をご紹介します。
早めに対処しておくことで被害を最小限に抑えることが出来ます。では、くわしくみていきましょう。
色抜け・葉が透けたパキラの葉っぱ
まずは、パキラの「色抜け」「白抜け」。一体、どのような状態かを画像で確認しましょう。
色素が抜けて透けたパキラの葉
穴は開いていませんが、葉の一部が白く抜けています。透明になって色素が抜けたようです。
もう一枚見てみましょう。
色が抜けた部分が破れた葉っぱ
上写真は白く抜けた部分が無くなっています。何かにぶつかって破れたようにも見えますね。
色が抜けた部分は葉が薄くなって強度も弱まっているようです。
害虫がついていないかチェック!
パキラを室内で育てている場合、つきやすい害虫のひとつに「ハダニ」があげられます。ハダニはパキラの葉の裏や付け根付近に潜み、吸汁によって株をどんどん弱らせていきます。
しかし、よく探しましたがハダニは見当たりません。ハダニ特有の蜘蛛の糸のようなものも付着していませんでした。
※ハダニが付くと葉の付け根や茎などに蜘蛛の糸のようなものが付着します。霧吹きで水をかけると確認しやすいです。
ハダニは蜘蛛のように糸を出すという特徴をもちます。
パキラの葉が色が抜ける・葉が透けるときによくある原因と対処法
では、パキラの葉が色抜けしたように傷む主な原因と対処法をみていきましょう。
パキラの葉が色抜けする主な原因①直射日光が当たっている
パキラの適した置き場所は「半日陰」や「明るい日陰」などです。そのため、直射日光に当てると葉焼けを起こして色素が抜けてしまうことがあります。
特にパキラが葉焼けを起こしやすいのが真夏の高温期です。葉焼けにより一度抜けた色素は元通りにはできません。
また、色素が抜けた部分は光合成もおこなえなくなるため、葉焼けが進行することで株自体が枯れることも考えられます。
パキラの葉が色抜けする主な原因②いきなり強光の下に移動した
とはいえ、パキラは明るい場所を好みます。
だからといって、冬の間室内に置いて管理していたパキラをいきなり屋外の直射日光の下に置くと葉焼けを起こし、色が抜けたり黒く変色する原因になりえます。
植物はいきなり環境(置き場所)が変わることに強いストレスを感じます。
春から秋にかけての暖かい時期はパキラの生長期です。できるだけ風通しのよい屋外で育てるのが望ましいですが、強すぎる直射日光にいきなり当てないように十分気を付けます。
数日かけて少しずつ場所を移動し、徐々に日光に株を慣らすことで葉焼けを防ぐことが可能です。
例:室内⇒室内の窓際(レース越し)⇒屋外(日陰)⇒屋外の半日陰(日光が当たったり当たっていなかったりする場所や日向のすぐ隣の日陰など)
※葉の色が薄くなったり変色したら様子をみて慎重に置き場所を探す
パキラの葉が色抜けする主な原因③うっかり西日に当たった
「直射日光が当たっていないから大丈夫」
そう思っていても、うっかり夕方の西日に当たって葉焼けを起こしている可能性もあります。
西日は西に沈んでいく太陽のことです。そして、西日も直射日光ですね。
特に真夏は高温により植物がバテ気味です。そこへ強烈な西日が当たることで葉焼けが進行しあっという間に弱ってしまうことも少なくありません。
また、西日は強い角度で差し込むことが多いため、葉だけではなく枝や茎までダメージを与えることも考えられます。
夕方の西日には十分に気を付けなければなりません。 移動が難しい場合はレースカーテン越しにしておくか、遮光ネットを利用しましょう。
葉の色つやが悪くなるのは?
パキラの葉の色つやが悪くなる主な原因のひとつに、「空気中の湿度が低すぎる」ことがあげられます。
ときどき、株全体に霧吹きで水分を与える「葉水(はみず)」をしてやります。葉水することでハダニ予防にも効果的です。
葉の裏からも微量ではあるものの水分を吸収するので、葉水は葉の表だけでなく裏面にも吹きかけてみてください。
超微細ミストが連続噴射できる便利アイテムも!
葉水に使うスプレー容器は100円ショップのものでももちろんokです。
ただ、管理している植物が多い場合は連続噴射できるスプレー容器があるととっても便利&手が疲れません。
下写真は超微細ミストが連続噴射できるスプレー容器です。
ミストが細かいので、葉に付着した水滴が垂れにくく床が汚れにくいという特徴もあります。
観葉植物をたくさん育てている方にとってはマストアイテムとなるでしょう。見た目もシンプルな上コンパクトでおすすめです。
※ちなみに、筆者はブラックを使用していますがホワイトもありますよ。とにかく手が疲れにくいので超おすすめ。
パキラの葉の色が抜ける・透ける時によくある原因と対処法【まとめ】
今回はパキラの葉が白く色抜けする主な原因と対処法をご紹介しました。
パキラの葉が色抜けするのは強すぎる日光が主な原因となっている場合が多いです。色抜け症状がみられる場合は、置き場所の見直しや遮光ネットの利用を検討しましょう。
パキラの葉が色抜けする主な原因と対処法
・直射日光によるダメージ
・急な移動(暗い場所⇒強い日差しの下)
・うっかり西日に当たっている
⇒直射日光に当たっている場合は場所の移動を検討する。パキラが好むのは「半日陰」「あかるい日陰」「レースカーテン越しの光」などの明るい場所。移動が難しい場合は遮光ネットを利用する。