「冬になるといつもパキラが弱ってしまう」 「パキラを冬越しさせる方法は?」
大きく広がる深いグリーンの葉が人気の観葉植物「パキラ」。
耐寒性・耐陰性ともに高く、丈夫で育てやすいパキラですが、冬の管理にはちょっとしたコツが必要です。
今回は、パキラの冬の管理方法と注意点をまとめて解説します。
冬のパキラ、水やり頻度はどれくらいが正解?
冬のパキラは、土が乾いてさらに3~4日経ってから水を与えましょう。
乾かし気味に管理することで根腐れを防ぎ、同時に樹液濃度を高めて寒さに備えます。
土が乾いてさらに3~4日経ってから
冬のパキラは水を吸収するスピードが落ちています。土が乾かないうちに水をやると、根腐れにつながります。
土の確認方法【目安】
- 鉢植えを持ち上げてみて軽い
- 鉢底から見える土が乾いている
- 指を土に3cm程差し込んでみて湿気を感じない
水やりチェッカーを利用して管理するという方法もあります。
水やりチェッカーは水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテム。
水やりのストレスを減らし、根腐れのリスクを低くしてくれます。
- 冬の水やり…チェッカーが「白」になって、さらに3~4日してから土の約1/3が湿るくらいの水を与える。夜間の水やりは避け、晴れた日の午前中に済ませるのが失敗回避のコツ。
- 春~秋の水やり…チェッカーが「白」になったタイミングで、鉢底から水が流れるくらいたっぷり与える。受け皿に溜まった水はこまめに捨てる。
パキラが冬場に弱る主な原因3つとは?
まずは、パキラが冬に弱ってしまう主な原因3つからみていきましょう。
寒さ(15度以下)
中南米が原産のパキラは耐陰性・耐寒性が高いため観葉植物として人気のグリーンです。しかし、本来のパキラは日当たりがよく暖かい場所を好みます。
そのため、日本の冬はパキラにとって過酷な環境です。
本来は暖かい場所が大好きなパキラ
耐寒性があるため「観葉植物」として親しまれているパキラですが、本来は暖かい場所が大好きです。
最低でも5度以上なければ、パキラは寒さで弱り枯れてしまいます。
水のやり過ぎ

パキラは水のやり過ぎによる多湿状態が続くと、根っこが腐って枯れる「根腐れ」を引き起こします。
土が乾いていないうちに水を与え続けることで、根っこがうまく呼吸できずに傷んでしまうからです。
特に、冬場の水のやり過ぎは注意!
冬場はパキラの生長が緩慢になっており、水を吸収する力自体が低下しています。そのため、必要以上に水を与えると、吸いきれなかった水が鉢内に長く溜まることに。
その結果、根を腐らせたり根を冷やされたりして、冬にパキラを弱らせる原因となります。

株に対して大きすぎる鉢は避けて
パキラの株に対して大きすぎる鉢に植えている場合、根腐れするリスクが高まります。
その理由は、株に対して鉢が大きすぎると吸いきれずに残った水分が鉢内に長く停滞しやすいからです。
吸いきれずに残った水分により高湿状態が続くということですね。
▶パキラが根腐れしたかどうかの見分け方は?原因と対処法を徹底解説
病害虫による被害
冬場は暖房をつけているため窓を閉め切っていることが多いでしょう。そのため、冬場の室内はどうしても風通しが悪くなりがちです。
そのため、「風通しが悪く乾燥する」または、「風通しが悪く湿気がこもる」などの極端な状態に陥りやすいです。
- 風通しが悪く乾燥する⇒ハダニがつきやすい傾向
- 風通しが悪く湿気がこもる⇒コナカイガラムシがつきやすい傾向
パキラにつきやすい!ハダニとコナカイガラムシ
- ハダニ…乾燥する時期につきやすい。パキラの葉を吸汁し変色させる。葉の付け根や茎に蜘蛛の巣のようなものが付着していたらハダニの可能性が高い。葉水で防ぐこともできる。
- コナカイガラムシ…白い粉のようなふわふわとした小さな虫。放っておくとどんどん増殖して徐々に株を弱らせる。風通しの悪い湿気の多い環境で繁殖しやすい。

白い粉に見えるコナカイガラムシですが、よく見るとワラジムシに似た形(楕円状)をしています。
パキラの冬越しで必ず押さえておくべきポイントは?
次に、パキラの冬の管理のコツを3つご紹介します。
水やりは土が乾いてさらに3~4日経ってから
パキラは暖かい場所を好む植物です。15度以下になると生長が緩慢になります。
温度計を設置し、20度~25度くらいを保つのが理想です。


冬場の寒い時期は、やや乾燥気味に管理することで樹液濃度が高まり、パキラの耐寒性を高められます。
冬は夜になったら窓から1~2m離す

夜になったらパキラを窓から1mくらい離し、寒さから遠ざけましょう。
想像している以上に朝晩、冷え込むのが冬の窓際です。特に戸建ての場合は冷え込みやすいので注意します。
心配な場合は、受け皿の下に薄型の温熱シートを設置するのもおすすめです。
葉水(はみず)で害虫予防

冬の室内は空気の乾燥によって葉が傷みやすいため、ときどき霧吹きで水を吹きかけてあげましょう。
葉水は葉の表面だけではなく、裏側や茎にも吹きかけるのがコツです。
窓を閉め切る冬は風通しの確保が大切!

冬場の風通しの悪さを改善するにはサーキュレーターの活用がおすすめです。
冬の室内は窓を閉め切ることで風通しが悪くなりがち。
空気の乾燥と風通しの悪さが揃うとカイガラムシやハダニが発生しやすくなります。
パキラの冬越しでよくある質問
Q1. パキラは冬に枯れやすいの?
パキラは寒さに弱い観葉植物なので、適切な環境を整えないと葉が落ちたり弱ったりすることがあります。
特に10℃以下になると生育が鈍るため、暖かい場所で管理することが大切です。
Q2. 冬はどこに置けばいい?
室内の明るい場所に置き、窓際の冷気を避けるのが理想です。
夜間の温度低下を防ぐために、窓から離したり、カーテンを活用するとよいでしょう。
Q3. 水やりはどのくらいの頻度が適切?
冬場は成長が鈍るため、水やりの回数を減らし、土が完全に乾いてから与えるのが基本です。
1〜2週間に1回程度が目安ですが、環境によって調整してください。
Q4. 冬でも肥料を与えたほうがいい?
冬の間は生長がほぼ止まるため、肥料は不要です。春になって成長が再開してから与え始めるのが適切です。
▶パキラに肥料はいらない?与えるタイミングと選び方を徹底解説
Q5. 冬に葉が落ちるのは問題?
多少の葉落ちは正常ですが、大量に落ちる場合は寒さや乾燥、水やり不足などのストレスが原因かもしれません。
環境を見直してみましょう。
Q6. 部屋が乾燥しているときの対策は?
加湿器を使ったり、葉水を与えると乾燥を防げます。ただし、葉水は夜ではなく、日中に行いましょう。
Q7. 窓際に置いていても大丈夫?
昼間は問題ありませんが、夜間に冷え込む場合は窓から離すか、カーテンを閉めて冷気を遮る工夫が必要です。
Q8. 冬に剪定してもいいの?
冬は成長が止まるため、大きな剪定は避けたほうがよいです。剪定は春~夏の成長期に行うのがベストです。
▶伸びすぎたパキラの対処法!適期の剪定で樹形を整えるべき理由とは?
Q9. 暖房の近くに置いても大丈夫?
直接暖房の風が当たると乾燥が進み、葉が傷む原因になります。暖房の風が直接当たらないように配置するのがポイントです。
Q10. 春になったらすぐに屋外に出してもいい?
気温が安定して15℃以上になるまでは屋外には出さず、徐々に外気に慣らしていくのが安全です。
急な環境変化はストレスになるので注意しましょう。
冬のパキラの水やり頻度は?冬の管理方法のコツ【まとめ】

今回は、パキラを冬越しさせる方法と冬に弱る主な原因3つをご紹介しました。
本来は暖かい場所を好むパキラ。日本の冬を越すためには、「温度」「水やり」「害虫」に特に気を付けなければならないですね。
コツをつかんで、パキラと寒い冬を乗り越えましょう!
パキラが冬場に弱る主な原因3つ
- 寒さ
- 水のやり過ぎ
- 害虫による被害
パキラ 冬の管理のコツ3つ
- 適温は20度~25度くらい
- 土が乾いてから控え目に水やり
- 葉水(はみず)で害虫予防
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