パキラがなかなか太くならない…。どうやったら太くなるの?
観葉植物として人気のパキラですが、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
残念ながら、長く育てていれば幹が太くなるとも限りません…。
そこで今回は、パキラの幹を太くする方法や木質化を促進するための具体的なコツを解説します。
パキラを太くする方法を画像付きで解説します
パキラを太くするなら、できるだけ自生地に近い環境を確保することが大事です。
15度以上なら屋外で育てる
パキラの幹を太くするためには、十分な日光が必要です。
春から秋の成長期には、15度以上の暖かい気温のもとで屋外に置き、直射日光を避けた半日陰に置きます。
注意点
- 強い直射日光による葉焼けを防ぐため、夏場は遮光ネットを使用するか、午前中の日光が当たる場所に移動させましょう。
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1~2年に一度、植え替える
パキラの幹が太くならない原因のひとつに、根詰まりがあります。
1〜2年に一度は植え替えを行い、根が十分に広がれる環境を整えましょう。
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15度以下なら室内へ移動
パキラは寒さに弱いため、気温が15度を下回る季節には室内に移動します。冬越しのためには、暖かい室内環境が必須です。
また、窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用し、室内の空気を循環させましょう。
パキラの幹を太くしたいなら屋外に置くべき理由
パキラを太くしたいなら、断然、室内より屋外で管理するきです。その理由は以下の通り。
光合成によって成長が促進される
植物が幹を太くするためには、光合成で得たエネルギーが不可欠です。
日光の当たりやすい場所で育てることで、光合成を活発に行い、幹の成長を促します。
幹へのストレス
植物は適度なストレス(そよ風)を受けることで、幹が自ら強くなる性質を持ちます。
幹が優しく揺れることで、強度を高め太く丈夫に育つ効果があります。
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パキラを木質化させるために押さえておくべきポイント
パキラは、春~秋にかけて、十分な日光と風に晒すことで、幹を木質化させることができます。
春~秋(15度以上)は屋外管理
春から秋にかけて、パキラは活発に成長します。この期間に適切な管理を行うことで、木質化を促進できます。
成長期に十分な日光と風通しを確保してください。窓を閉め切った室内は×です。
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春~初夏の剪定で樹形を整える
枝葉を適切に剪定することで、幹へのエネルギー集中を図ります。
剪定は春から初夏の時期に行うと、新しい芽が出やすいです。成長しすぎた枝を切り戻しましょう。
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パキラを太くしたい時によくある質問【Q&A】
肥料を与えれば太くなるのでは?
幹を太くするためには、適切な光合成、日光、根の健康管理、そして剪定や揺らしなどの環境刺激も必要です。
肥料は栄養を補給する役割を果たしますが、過剰な肥料は逆に根を傷つけてしまいます。
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水を沢山与えれば太くなる?
常に湿った状態の土は、幹を太くするどころか、深刻な根腐れを引き起こします。
水やりは土の状態を確認してから行うことが重要です。
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大きな鉢に植え替えれば太くなる?
パキラを太くする上で植え替えは重要ですが、株に対して大きすぎる鉢は逆効果です。
株に対して鉢が大きすぎると、その分、土の量が多くなることで根腐れのリスクを高めてしまいます。
パキラを太くする方法を画像付きで解説!木質化させるコツとは?【まとめ】
パキラの幹を太くし、木質化を促すためには、光、水、肥料、剪定といった基本的な管理を徹底することが鍵です。
また、適度なストレスを与えることで、幹が強くたくましく成長します。
これらのポイントを実践しながら、パキラを健康で美しい観葉植物に育てましょう。