観葉植物として人気のパキラ。
特に「グラブラ」と「アクアティカ」という種類が流通していますが、見た目が似ているため、その違いが分かりにくい…と感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パキラ・グラブラとアクアティカの違い、育て方のポイントを詳しくお伝えします。
パキラ・グラブラとアクアティカの違い
▲パキラ・グラブラ
パキラ・グラブラ | パキラ・アクアティカ | |
---|---|---|
花の色 |
白 | 赤 |
実の色 |
緑 |
茶色っぽい |
葉の形状 | より細長く、葉先が尖ってシャープな印象 | 幅広く、丸みを帯びたフォルム。グラブラよりも柔らかな印象 |
流通量 | 圧倒的に多く、入手しやすい。一般的に流通しているパキラはほぼグラブラ。 | 希少。ただし、グラブラを「アクアティカ」と誤って表記し販売されていることが多い。 |
生育面 |
生育旺盛。幹も太りやすい。 |
グラブラに比べると遅い。幹も太りにくい。 |
葉っぱの違い
▲パキラ・アクアティカ(斑入り)
- グラブラ:葉は細長く、濃い緑色で光沢&ハリ感がある。葉の形状はスタイリッシュで、洗練された印象を与えます。
- アクアティカ:グラブラに比べると葉幅が広く、全体的に丸みを帯びた印象。葉先は尖っているものの、グラブラに比べると葉の厚みも薄く、柔らかな印象と質感。
決定的な違いは花の色
▲グラブラの白花
グラブラとアクアティカの決定的な違いは、花の色です。
グラブラは白花、アクアティカは赤花ですが、観葉植物として育てている場合、花を咲かせるのは稀です。
パキラ・グラブラとアクアティカ、育て方の違いは?
▲パキラといえばグラブラと言っても良い。
グラブラとアクアティカ、栽培方法に大きな差はありません。
ただし、グラブラに比べるとアクアティカは生長がゆっくりめ&葉が繊細なので、その点は配慮が必要でしょう。
水やり
▲アクアティカ(斑入り)
- 土が乾いてから与えるのが基本
- 冬場は土が乾いて、さらに3~4日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量でok
▶室内のパキラは何日おきに水やりすべき?室内管理のコツを解説
置き場所
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。
アクアティカはグラブラに比べると成長がゆっくりなので、日光不足で弱ると回復までに時間がかかるのでその点は注意。
15度以上をキープ
▲グラブラ
どちらも耐寒性はそれほど高くありませんが、グラブラは比較的高温に強く、室内で安定して育てやすいです。
一方、アクアティカはグラブラに比べると寒さや空気の乾燥に弱いため、冬場の温湿度管理に特に注意が必要です。
パキラ・グラブラとアクアティカ、どっちか迷ったら?
▲グラブラ
グラブラとアクアティカ、どちらにするか迷ったら、以下のポイントを参考にされてください。
スタイリッシュならグラブラ、柔らかな印象ならアクアティカ
▲アクアティカ(斑入り)
- モダンな雰囲気のインテリアには、細長い葉とシンプルな幹を持つグラブラがぴったりです。
- ナチュラルで柔らかい印象を与えるインテリアには、丸みのある葉と編み込み幹のアクアティカがよく合います。
手間のかからなさなら断然グラブラ!
- 忙しい方や初心者には、乾燥に強く、比較的メンテナンスが少ないグラブラがおすすめです。
- 湿度管理が得意な方や、見た目にインパクトのある植物を楽しみたい方にはアクアティカが向いています。
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パキラ・グラブラとアクアティカの違いを徹底解説【まとめ】
パキラの「グラブラ」と「アクアティカ」は、それぞれに独自の特徴と魅力があります。選ぶ際には、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選ぶことが大切です。
- グラブラ: スタイリッシュで手間がかからない。丈夫で室内でも育てやすい
- アクアティカ: 柔らかな印象でグラブラに比べると希少&デリケート
今回の記事を参考に、あなたにぴったりのパキラを選んでください!