パキラの茎が長く伸びすぎて困ったことはありませんか?
観葉植物として人気の高いパキラですが、環境や管理の仕方によっては茎が不自然に伸びてしまうことがあります。
そこで今回は、パキラの茎が長くなる主な原因を詳しく解説し、具体的な仕立て直し方や予防策を画像付きでご紹介します。
パキラの茎が長くなる主な原因
パキラの茎が伸びすぎる主な原因は日光不足ですが、他にも考えられる原因がいくつかあります。
日照不足
パキラは明るい場所を好みますが、日光が不足すると徒長(とちょう)と呼ばれる現象が起こり、茎が不自然に長くなります。
窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置いていると、徒長を起こしやすいです。
対策
- 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。
- 植物用LEDライトを使用して光量を補う。
- 定期的に鉢の向きを変えて、全体に光が当たるようにする。
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水やりの管理不足
水やりが不適切だと、根が弱り、茎が健康に育たなくなります。
- 過剰な水やり➡根腐れを起こし、茎が弱くなる。
- 水不足➡茎がしおれたように見える。
対策
水やりチェッカーを使うと土の乾き具合が一目瞭然!
- 土の表面が乾いてから水を与える。
- 冬場は水やりを控えめにする。
- 鉢底の排水性を確認する。
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植物の成長特性
パキラは元々成長が早い植物のため、適切に剪定しないと茎がどんどん伸びてしまうことがあります。
- 春~秋の成長期には茎や葉が勢いよく伸びる。
- 放置するとどうしても形が乱れやすい。
対策
- 定期的に剪定を行う。
- 剪定後の枝は挿し木として再利用することも可能。
▶伸びすぎたパキラの対処法!適期の剪定で樹形を整えるべき理由とは?
パキラの茎が長くなった時の仕立て直し方
必要な道具を準備する
- 鋭利な園芸用ハサミ
- 清潔な布やアルコール
- 支柱や麻紐(必要に応じて)
春~初夏がベストタイミング
剪定は、パキラが活発に成長する春から初夏に行うのが最適です。冬場は植物が休眠状態になるため、剪定を避けましょう。
剪定の実施
- 伸びすぎた茎を観察し、カットする位置を決めます。
- 健康な葉や節の直上でカットする。
- 清潔なハサミで切り口を斜めにカットします。
- 切り口を斜めにすることで水分の蒸発を防ぎやすくします。
- 剪定後は、切り口に殺菌剤や園芸用の癒合剤を塗布して病気を予防します。
パキラの茎が長くなりすぎるのを防ぐ方法
室内なら南~東向きの窓際に置く
- パキラを明るい窓辺に置く。
- レースカーテン越しの日光を与える。
- 日光が不足しがちな場所では植物用ライトを使用する。
適切な肥料管理
- 肥料は成長期のみ適量を与える。
- 規定量を守り、施肥の間隔を開ける。
▶パキラにおすすめの肥料とは?肥料を選ぶ時に抑えておくべき2つのポイント
土が乾いてから水を与える
- 土の乾燥具合を確認してから水を与える。
- 適切な排水性を確保するため、鉢底石や適切な土を使用する。
▶室内のパキラは何日おきに水やりすべき?室内管理のコツを解説
定期的な剪定
- 成長期にはこまめに剪定を行う。
- 剪定で整えた形を維持する。
パキラの茎が長い?よくある原因と仕立て直し方【まとめ】
パキラの茎が長くなる原因は、日照不足や肥料過多、水やりの管理不足、適切な剪定の欠如などが考えられます。
これらの原因を特定し、適切な対策を取ることで、パキラを美しい形に仕立て直すことができます。
また、予防策を実践することで、茎が伸びすぎるのを防ぎ、健康でバランスの取れた成長を促すことが可能です。
この記事を参考に、ぜひパキラのケアを見直してみてください!