パキラを育てる際に、土選びは非常に重要ですが、
「赤玉土だけでパキラを育てても大丈夫?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、赤玉土を使ったパキラ栽培のメリットや注意点、効果的な活用方法を詳しく解説します。
※赤玉土とは?…非常によく使われる土壌改良材。火山灰を原料として作られた多孔質の粒状土。排水性・保水性のバランスが良く観葉植物の土として使われることも多い。
パキラは赤玉土だけでも育てられる?
結論、パキラは赤玉土だけでも育てられなくはありませんが、その場合は以下のポイントに注意しましょう。
栄養不足に注意
赤玉土は無機質な土であるため、有機物をほとんど含んでいません。
そのため、植物の成長に必要な栄養素を供給するには、定期的な肥料の施用が必要です。
対策
- 成長期(春〜夏)は、2週間に1回程度の液体肥料を施します。
- 冬場は肥料を控えめにするか、休止します。
粒の劣化に注意
赤玉土は水や時間の経過により崩れやすくなり、通気性や排水性が低下します。
対策
- 最低でも2年に一度は土を入れ替える。
- 崩れにくい硬質赤玉土を選ぶ。
屋外の場合は水切れに注意
赤玉土は水はけが良いため、他の土よりも乾燥が早いです。特に屋外の場合、夏場の水切れに注意しましょう。
対策
- 土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。
- 成長期は特に乾燥に注意し、水やりを増やす。
- 冬場は土が完全に乾いてから水を与える。
- 水やりチェッカーを使って土の乾き具合を可視化する。
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赤玉土だけでパキラを育てるメリット
パキラを赤玉土だけで育てる場合、以下のようなメリットがあります。
1. 根腐れのリスクが低い
赤玉土の優れた排水性により、過剰な水分が土壌に溜まることを防ぎ、根腐れのリスクを軽減します。
2. 通気性が良い
赤玉土の多孔質な構造が根に酸素を供給し、根の健康を促進します。
3. カビや病害虫の発生を抑制
余分な水分が溜まりにくいため、カビや病害虫が発生しにくい環境を作ります。
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パキラを赤玉土を使って育てる!適した土の配合方法
赤玉土だけでなく、他の土壌改良材や有機物を混ぜることで、より良い環境を作ることができます。
赤玉土+腐葉土の混合
赤玉土に腐葉土を加えることで、保水性と栄養分を補えます。
- 配合例: 赤玉土70%、腐葉土30%
赤玉土+観葉植物用培養土
市販の培養土を混ぜると、初心者でも扱いやすい土になります。
- 配合例: 赤玉土50%、培養土50%
赤玉土+鹿沼土の混合
鹿沼土は赤玉土よりも軽く、酸性度が高いため、混ぜると通気性がさらに向上します。
- 配合例: 赤玉土50%、鹿沼土40%、腐葉土10%
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パキラは赤玉土のみでok?赤玉土だけで育てるメリットと注意点【まとめ】
赤玉土は、パキラの育成に適した優れた土壌ですが、単体で使用する場合は栄養不足や粒の劣化に注意が必要です。
他の土壌改良材と組み合わせたり、適切な管理を行うことで、健康なパキラを育てることができます。
この記事を参考に、最適な土選びとケアを実践してみてください!