斑入りパキラって魅力的で憧れる。。でも、葉に白い模様が入っているだけで、なんでこんなに高いの?
「斑入りパキラ」が高値で取引される理由をご存知ですか?
白い模様の入った葉を持つ斑入りパキラは、その美しさと希少性から注目を集めています。
そこで今回は、斑入りパキラの価格が高い理由や、少しでも安く購入する方法について解説します。
農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!
斑入りパキラが高価な理由とは?
葉に白やクリーム色の模様が入った斑入りパキラ。
栽培が難しく、増やしにくい
斑入りの植物は、葉の緑色部分が少ない分、光合成効率が下がり、成長が遅い傾向です。
これにより、栽培に時間がかかり生産量が限られてしまうため、流通量が少なくどうしても高価になります。
栽培に手間がかかる
パキラの斑入り種は、斑が均等に入った美しい模様を作り出すことが難しいため、生産者にとっては手間のかかる作業です。
斑入りが綺麗に現れる株を選び出すには、かなりの確率で失敗も伴うため、手間やコストが増加し、その分価格が上がります。
需要が高く供給が追いつかない
斑入りパキラは、その美しさから観葉植物愛好家やインテリアにこだわる方の間で需要が高まっています。
特に、斑入り植物のブームが続く中、珍しいパターンの斑入りパキラには更なる人気が集中しています。
できるだけ安く斑入りパキラを購入する方法は3パターン
お値段が高くなりがちな斑入りパキラをできるだけリーズナブルに購入したいなら、以下3つの方法もあります。
フリマアプリやオークションサイトを活用する
近年、フリマアプリやオークションサイトでは、個人が栽培した斑入りパキラが出品されていることが多くあります。
一般的な園芸店や植物専門店で購入するよりも安く手に入ることがあるため、これらのサイトを定期的にチェックするのも良い方法です。
ただし、購入前に出品者の評価や商品の写真をしっかり確認し、信頼性を確認することが重要です。
小さな苗から育てる
斑入りパキラの小さな苗であれば、成株に比べて比較的安価です。
小さい状態から自分で育てることで、成長の過程を楽しむこともできます。
ただし、斑入りのパキラは成長が遅いため、長期的なケアが必要となります。
根気よく育てられる方には、苗から育てることをおすすめします。
地域の植物イベントや展示会で探す
地域で開催される植物の展示会やマーケットでは、一般的な販売価格よりも安く提供されることがあります。
このようなイベントでは生産者が直接出品していることが多いため、市場には出回らない珍しい斑入りパキラに出会えるチャンスもあります。
植物園や公園などのイベント情報をこまめにチェックしてみてください。
斑入りパキラを育てるポイント
育てるのが難しいとされる斑入りパキラですが、以下のポイントを押さえて管理することで長く楽しめます。
日光と置き場所の工夫
斑入りパキラは、光合成がしづらいため明るい場所で育てることが基本です。
直接的な日光に当てすぎると葉焼けを起こすことがあるため、明るい窓際やレースカーテン越しの日光が当たる場所が最適です。
水やりのコツ
斑入りパキラは、水やりが過剰だと根腐れのリスクが高くなります。
表土が乾いたらたっぷりと水を与え、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりを行いましょう。
ただし、受け皿にたまった水は必ず捨て、根腐れを防ぎます。
温度管理
パキラは温暖な気候を好む植物で、冬場は15℃以上を保つよう心がけましょう。
特に斑入り種は環境変化に敏感なため、冷気が当たる場所には置かないようにし、温度管理に注意してください。
斑入りパキラ、自分で増やすことはできるの?
斑入りパキラも、通常のパキラのように挿し木で増やせるの?
通常のパキラであれば比較的簡単に増やすことができますが、斑入りパキラは難易度が高くなります。
挿し木で増やす方法
斑入りパキラも通常のパキラ同様、挿し木で増やすことが可能です。
しかし、斑入り部分が確実に次の世代に引き継がれるとは限りません。
挿し木した新芽が緑一色の葉になることも多く、斑の入った美しい葉を再現するには運や栽培条件が大きく影響します。
- 健康な親株を選ぶ:挿し木用に使う茎は、できるだけ健康で元気な親株から取ることが重要です。茎がしっかりしていて斑が入っている部分を選びましょう。
- 斑入りの枝をカット:斑の入った部分を含む枝を切り取ります。茎が5〜10cm程度の長さになるようにし、切り口は清潔なハサミやナイフで斜めに切ると水分を吸収しやすくなります。
- 水挿しまたは土に挿す:切り取った茎を水に挿して根が出るのを待つか、観葉植物用の土に挿します。斑入りパキラは環境に敏感なため、発根までは明るいけれど直射日光が当たらない場所で管理することが大切です。
種子での増やし方は難しい
斑入りパキラを種子から育てる方法もありますが、種子から育てた場合は必ずしも斑が入るとは限りません。
斑入りは遺伝子によって決まりますが、発芽した苗が通常の緑一色のパキラになることが多く、斑入りの模様が再現される可能性は低いです。
そのため、種子から斑入りパキラを増やすのはあまり効率的ではありません。
斑入りの維持と注意点
挿し木で増やす際、次の世代に斑を残すには特に育成環境に気を配る必要があります。
斑入りパキラは通常のパキラに比べて光合成がしづらく、成長もゆっくりです。
以下の点に注意すると、挿し木苗が健康的に育ちやすくなります。
- 明るい場所で管理:斑入りパキラは光合成の効率が低いため、直射日光が当たらない明るい場所で育てると健康な葉が増えやすくなります。
- 肥料は控えめに:過剰な肥料は逆効果になる場合があるため、成長期に少量を与える程度にとどめ、根が傷つかないように気をつけましょう。
- 挿し木の増殖に根気が必要:成長がゆっくりなため、斑入りの美しい葉が増えるまでには時間がかかります。根気よくケアを続けることが大切です。
斑入りパキラを増やす際のリスク
斑入りパキラは挿し木で増やすことができるものの、斑が再現される保証はなく、緑一色の葉が出てしまうリスクもあります。
斑入り株を確実に増やしたい場合、園芸店や専門業者から斑入りが確実な株を購入する方が効率的です。
また、斑入り株は通常株に比べて病気や環境ストレスに弱いため、増やした場合も同じように丁寧な管理が必要です。
斑入りパキラはなぜ高い?安く購入する方法は3パターン【まとめ】
斑入りパキラが高価である理由には、希少性や栽培難易度、需要の高さが関係しています。
斑入りパキラはインテリア性も高く、観葉植物としての人気はかなり高いです。
価格を抑えて購入したい場合、フリマアプリや小さな苗、イベントなどを利用するのもおすすめですよ。