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冬のパキラの水やり頻度は?寒い季節でも元気に育てるコツ

室内で冬越し中のパキラ 基本知識
「冬になるといつもパキラが弱ってしまう」

「パキラを冬越しさせる方法は?」

大きく広がる深いグリーンの葉が人気の観葉植物「パキラ」。

耐寒性・耐陰性ともに高く、丈夫で育てやすいパキラですが、冬の管理にはちょっとしたコツが必要です。

今回は、パキラの冬の管理方法と注意点をまとめて解説します。

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meme

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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冬のパキラ、水やり頻度はどれくらいが正解?

パキラの幹

冬のパキラは、土が乾いてさらに3~4日経ってから水を与えましょう。

乾かし気味に管理することで根腐れを防ぎ、同時に樹液濃度を高めて寒さに備えます。

土が乾いてさらに3~4日経ってから

冬のパキラは水を吸収するスピードが落ちています。土が乾かないうちに水をやると、根腐れにつながります。

冬のパキラに水を与えるときは「土が乾いていてるか」を必ず確認。土が乾いてさらに3~4日空けよう。

土の確認方法【目安】

  • 鉢植えを持ち上げてみて軽い
  • 鉢底から見える土が乾いている
  • 指を土に3cm程差し込んでみて湿気を感じない

水やりチェッカーを利用して管理するという方法もあります。

ベンジャミンの土に差したサスティー

水やりチェッカーは水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテム

水やりのストレスを減らし、根腐れのリスクを低くしてくれます。

  • 冬の水やり…チェッカーが「白」になって、さらに3~4日してから土の約1/3が湿るくらいの水を与える。夜間の水やりは避け、晴れた日の午前中に済ませるのが失敗回避のコツ。
  • 春~秋の水やり…チェッカーが「白」になったタイミングで、鉢底から水が流れるくらいたっぷり与える。受け皿に溜まった水はこまめに捨てる。
冬は水やりのタイミングが難しいからこういったアイテムがあると便利。

パキラを水やりチェッカーを使って育てる方法

 

パキラが冬場に弱る主な原因3つとは?

剪定前のパキラ

まずは、パキラが冬に弱ってしまう主な原因3つからみていきましょう。

寒さ(15度以下)

中南米が原産のパキラは耐陰性・耐寒性が高いため観葉植物として人気のグリーンです。しかし、本来のパキラは日当たりがよく暖かい場所を好みます。

そのため、日本の冬はパキラにとって過酷な環境です。

本来は暖かい場所が大好きなパキラ

エッグポットに植えたパキラ

耐寒性があるため「観葉植物」として親しまれているパキラですが、本来は暖かい場所が大好きです。

最低でも5度以上なければ、パキラは寒さで弱り枯れてしまいます。

現地でのパキラは、太陽の光をサンサンと浴びて高さ約10mにもなる高木。

水のやり過ぎ

パキラの水やり

パキラは水のやり過ぎによる多湿状態が続くと、根っこが腐って枯れる「根腐れ」を引き起こします。

土が乾いていないうちに水を与え続けることで、根っこがうまく呼吸できずに傷んでしまうからです。

特に、冬場の水のやり過ぎは注意!

冬場はパキラの生長が緩慢になっており、水を吸収する力自体が低下しています。そのため、必要以上に水を与えると、吸いきれなかった水が鉢内に長く溜まることに。

その結果、根を腐らせたり根を冷やされたりして、冬にパキラを弱らせる原因となります。

特に、パキラは多くの観葉植物の中でもあまり広く根を張らない。水のやりは土がしっかりと乾いてからが基本だよ。
株に対して大きすぎる鉢は避けて

鉢替え前のパキラ

パキラの株に対して大きすぎる鉢に植えている場合、根腐れするリスクが高まります。

その理由は、株に対して鉢が大きすぎると吸いきれずに残った水分が鉢内に長く停滞しやすいからです。

吸いきれずに残った水分により高湿状態が続くということですね。

一週間以上土が湿っている場合は要注意。鉢内の水分が冷えて根腐れを引き起こすリスクが高まる!

パキラが根腐れしたかどうかの見分け方は?原因と対処法を徹底解説

病害虫による被害

室内に置きっぱなしのパキラ

冬場は暖房をつけているため窓を閉め切っていることが多いでしょう。そのため、冬場の室内はどうしても風通しが悪くなりがちです。

そのため、「風通しが悪く乾燥する」または、「風通しが悪く湿気がこもる」などの極端な状態に陥りやすいです。

  • 風通しが悪く乾燥する⇒ハダニがつきやすい傾向
  • 風通しが悪く湿気がこもる⇒コナカイガラムシがつきやすい傾向
パキラにつきやすいのは、ハダニやコナカイガラムシ。これらの害虫がパキラにつくと、徐々に株自体を弱らせ枯らされてしまうことも。

パキラにつきやすい!ハダニとコナカイガラムシ

  • ハダニ…乾燥する時期につきやすい。パキラの葉を吸汁し変色させる。葉の付け根や茎に蜘蛛の巣のようなものが付着していたらハダニの可能性が高い。葉水で防ぐこともできる。
  • コナカイガラムシ…白い粉のようなふわふわとした小さな虫。放っておくとどんどん増殖して徐々に株を弱らせる。風通しの悪い湿気の多い環境で繁殖しやすい。
コナカイガラムシ

白い粉に見えるコナカイガラムシですが、よく見るとワラジムシに似た形(楕円状)をしています。

少なければ綿棒やティッシュで取り除ける。増えすぎた場合は殺虫剤の使用を検討して。

パキラの虫対策!虫嫌いなら必ず使っておきたい優秀アイテム

 

パキラの冬越しで必ず押さえておくべきポイントは?

伸びすぎたパキラ

次に、パキラの冬の管理のコツを3つご紹介します。

水やりは土が乾いてさらに3~4日経ってから

温度計

室内で植物を育てているなら1つは持っておこう!

パキラは暖かい場所を好む植物です。15度以下になると生長が緩慢になります。

温度計を設置し、20度~25度くらいを保つのが理想です。

そうはいっても、冬は室内でも20度を下回ることも多い…。
冬は生長が緩慢になったパキラに管理を合わせてあげよう!

冬場の寒い時期は、やや乾燥気味に管理することで樹液濃度が高まり、パキラの耐寒性を高められます。

土が乾いてさらに3~4日してからの水やり。これが冬場のパキラの水やりの基本!

冬は夜になったら窓から1~2m離す

パキラ

夜になったらパキラを窓から1mくらい離し、寒さから遠ざけましょう。

想像している以上に朝晩、冷え込むのが冬の窓際です。特に戸建ての場合は冷え込みやすいので注意します。

心配な場合は、受け皿の下に薄型の温熱シートを設置するのもおすすめです。

葉水(はみず)で害虫予防

オリヅルランに葉水
霧吹きで水分を吹きかけるのが「葉水(はみず)」

冬の室内は空気の乾燥によって葉が傷みやすいため、ときどき霧吹きで水を吹きかけてあげましょう。

葉水は葉の表面だけではなく、裏側や茎にも吹きかけるのがコツです。

窓を閉め切る冬は風通しの確保が大切!

サーキュレーター
停止しがちな室内の空気をかき混ぜ空気の流れを作り出すのがサーキュレーター

冬場の風通しの悪さを改善するにはサーキュレーターの活用がおすすめです。

冬の室内は窓を閉め切ることで風通しが悪くなりがち。

空気の乾燥と風通しの悪さが揃うとカイガラムシやハダニが発生しやすくなります。

風通しが大きく制限されることで、冷気や湿気が一か所に溜まり続ける。結果、カビや害虫、根腐れリスクを高めてしまう。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須!

 

冬のパキラの水やり頻度は?寒い季節でも元気に育てるコツ【まとめ】

冬越ししたパキラ
パキラを冬越しさせるためには最低でも10度以上あったほうがよい

今回は、パキラを冬越しさせる方法と冬に弱る主な原因3つをご紹介しました。

本来は暖かい場所を好むパキラ。日本の冬を越すためには、「温度」「水やり」「害虫」に特に気を付けなければならないですね。

コツをつかんで、パキラと寒い冬を乗り越えましょう!

パキラが冬場に弱る主な原因3つ

  1. 寒さ
  2. 水のやり過ぎ
  3. 害虫による被害

パキラ 冬の管理のコツ3つ

  1. 適温は20度~25度くらい
  2. 土が乾いてから控え目に水やり
  3. 葉水(はみず)で害虫予防

パキラを育てるいる方におすすめのアイテムはこれ!

☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓

水やりチェッカー「サスティー」

☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」で日光不足をサポート↓↓

植物育成ライト

☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にパキラが育てられる「室内向けの土」↓↓

室内向けの土

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