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パキラの冬の水やりはどれくらい?頻度と失敗しないコツを徹底解説

冬のパキラの水やり頻度 基本知識
【結論】
冬のパキラの水やり頻度の目安は 7〜10日に1回。
ただし「土が乾いてから3〜4日待つ」が基本。
環境によっては2週間に1回程度まで空けてもok。

大きく広がる深いグリーンの葉が人気の観葉植物「パキラ」。

耐寒性・耐陰性ともに高く、丈夫で育てやすいパキラですが、冬の管理にはちょっとしたコツが必要です。

今回は、パキラの冬の管理方法と注意点をまとめて解説します。

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農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均パキラを巨大化させたことがきっかけで植物に目覚める。賃貸一室でのパキラ栽培で得た知識を発信中!

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  1. 冬のパキラの水やり頻度
    1. 土が乾いてさらに3~4日経ってから
    2. 土の確認方法【目安】
  2. 冬のパキラで絶対にやってはいけない水やり3つ
    1. ① 土が乾く前に水を足す
    2. ② 夜に水を与える
    3. ③ 鉢底に水を溜める(受け皿に残す)
  3. パキラが冬場に弱る主な原因3つとは?
    1. 寒さ(15度以下)
      1. 本来は暖かい場所が大好きなパキラ
    2. 水のやり過ぎ
      1. 特に、冬場の水のやり過ぎは注意!
        1. 株に対して大きすぎる鉢は避けて
    3. 病害虫による被害
      1. パキラにつきやすい!ハダニとコナカイガラムシ
  4. パキラの冬越しで必ず押さえておくべきポイントは?
    1. 水やりは土が乾いてさらに3~4日経ってから
    2. 冬は夜になったら窓から1~2m離す
    3. 葉水(はみず)で害虫予防
      1. 窓を閉め切る冬は風通しの確保が大切!
  5. 冬のパキラは“水を吸えない”ことが最大の落とし穴(実体験)
    1. 冬は水を吸うスピードが落ちる
    2. 植え替え直後は特に注意
    3. 小さな株も注意
    4. この3つは死守して
    5. 水やり頻度以前に寒さに当てないことも重要
  6. パキラの冬の水やりに関するよくある質問
    1. Q1. 冬はどれくらいの頻度で水をあげればいいですか?
    2. Q2. 冬は水やりの量を減らしたほうがいい?
    3. Q3. そもそも『土が乾いた状態』ってどう判断すればいい?
    4. Q4. 冬でも葉がしおれているときは水が足りない?
    5. Q5. 暖房の部屋に置いている場合は水やり頻度は増える?
    6. Q6. 逆に寒い玄関に置いている場合はどうする?
    7. Q7. 水やりの代わりに葉水だけにしてもいい?
    8. Q8. 冬は根腐れしやすいのは本当ですか?
    9. Q9. 乾燥が心配で少しずつこまめに水を与えてもいい?
    10. Q10. 冬でも肥料を一緒に与えていい?
  7. 冬のパキラ|水やり頻度まとめ
    1. パキラが冬場に弱る主な原因3つ
    2. パキラ 冬の管理のコツ3つ
      1. パキラを育てるいる方におすすめのアイテムはこれ!

冬のパキラの水やり頻度

冬のパキラの水やり頻度

冬のパキラは、土が乾いてさらに3~4日経ってから水を与えましょう。

乾かし気味に管理することで根腐れを防ぎ、同時に樹液濃度を高めて寒さに備えます。

室温 水やり頻度の目安
20〜25℃ 土が乾いてから3〜4日後(7〜10日に1回)
15〜20℃ 土が乾いてから5日後(10〜14日に1回)
10〜15℃ 2週間に1回程度
10℃以下 水やりほぼ不要・極少量に

土が乾いてさらに3~4日経ってから

冬のパキラは水を吸収するスピードが落ちています。土が乾かないうちに水をやると、根腐れにつながります。

冬のパキラに水を与えるときは「土が乾いていてるか」を必ず確認。土が乾いてさらに3~4日空けよう。

土の確認方法【目安】

  • 鉢植えを持ち上げてみて軽い
  • 鉢底から見える土が乾いている
  • 指を土に3cm程差し込んでみて湿気を感じない

水やりチェッカーを利用して管理するという方法もあります。

ベンジャミンの土に差したサスティー

水やりチェッカーは水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテム

水やりのストレスを減らし、根腐れのリスクを低くしてくれます。

  • 冬の水やり…チェッカーが「白」になって、さらに3~4日してから土の約1/3が湿るくらいの水を与える。夜間の水やりは避け、晴れた日の午前中に済ませるのが失敗回避のコツ。
  • 春~秋の水やり…チェッカーが「白」になったタイミングで、鉢底から水が流れるくらいたっぷり与える。受け皿に溜まった水はこまめに捨てる。
冬は水やりのタイミングが難しいからこういったアイテムがあると便利。

パキラを水やりチェッカーを使って育てる方法

 

冬のパキラで絶対にやってはいけない水やり3つ

100均実生パキラ

① 土が乾く前に水を足す

冬は成長が止まり、根が水を吸うスピードが大きく低下します。

乾く前に水を足すと、土の中が常に湿った状態になり、根腐れの大きな原因になります。

② 夜に水を与える

夜は気温が下がり、冷たい水が鉢を急激に冷やしてしまいます。

根がダメージを受けやすくなるため、冬の水やりは必ず日中の暖かい時間帯に行いましょう。

③ 鉢底に水を溜める(受け皿に残す)

冬は蒸発量が少ないため、受け皿の水を放置すると土が長時間湿り、根腐れのリスクが一気に高まる季節です。

必ず数分後に水を捨ててください。

 

パキラが冬場に弱る主な原因3つとは?

剪定前のパキラ

まずは、パキラが冬に弱ってしまう主な原因3つからみていきましょう。

寒さ(15度以下)

中南米が原産のパキラは耐陰性・耐寒性が高いため観葉植物として人気のグリーンです。しかし、本来のパキラは日当たりがよく暖かい場所を好みます。

そのため、日本の冬はパキラにとって過酷な環境です。

本来は暖かい場所が大好きなパキラ

エッグポットに植えたパキラ

耐寒性があるため「観葉植物」として親しまれているパキラですが、本来は暖かい場所が大好きです。

最低でも5度以上なければ、パキラは寒さで弱り枯れてしまいます。

現地でのパキラは、太陽の光をサンサンと浴びて高さ約10mにもなる高木。

水のやり過ぎ

パキラの水やり

パキラは水のやり過ぎによる多湿状態が続くと、根っこが腐って枯れる「根腐れ」を引き起こします。

土が乾いていないうちに水を与え続けることで、根っこがうまく呼吸できずに傷んでしまうからです。

特に、冬場の水のやり過ぎは注意!

冬場はパキラの生長が緩慢になっており、水を吸収する力自体が低下しています。そのため、必要以上に水を与えると、吸いきれなかった水が鉢内に長く溜まることに。

その結果、根を腐らせたり根を冷やされたりして、冬にパキラを弱らせる原因となります。

特に、パキラは多くの観葉植物の中でもあまり広く根を張らない。水のやりは土がしっかりと乾いてからが基本だよ。
株に対して大きすぎる鉢は避けて

鉢替え前のパキラ

パキラの株に対して大きすぎる鉢に植えている場合、根腐れするリスクが高まります。

その理由は、株に対して鉢が大きすぎると吸いきれずに残った水分が鉢内に長く停滞しやすいからです。

吸いきれずに残った水分により高湿状態が続くということですね。

一週間以上土が湿っている場合は要注意。鉢内の水分が冷えて根腐れを引き起こすリスクが高まる!

パキラが根腐れしたかどうかの見分け方は?原因と対処法を徹底解説

病害虫による被害

室内に置きっぱなしのパキラ

冬場は暖房をつけているため窓を閉め切っていることが多いでしょう。そのため、冬場の室内はどうしても風通しが悪くなりがちです。

そのため、「風通しが悪く乾燥する」または、「風通しが悪く湿気がこもる」などの極端な状態に陥りやすいです。

  • 風通しが悪く乾燥する⇒ハダニがつきやすい傾向
  • 風通しが悪く湿気がこもる⇒コナカイガラムシがつきやすい傾向
パキラにつきやすいのは、ハダニやコナカイガラムシ。これらの害虫がパキラにつくと、徐々に株自体を弱らせ枯らされてしまうことも。

パキラにつきやすい!ハダニとコナカイガラムシ

  • ハダニ…乾燥する時期につきやすい。パキラの葉を吸汁し変色させる。葉の付け根や茎に蜘蛛の巣のようなものが付着していたらハダニの可能性が高い。葉水で防ぐこともできる。
  • コナカイガラムシ…白い粉のようなふわふわとした小さな虫。放っておくとどんどん増殖して徐々に株を弱らせる。風通しの悪い湿気の多い環境で繁殖しやすい。
コナカイガラムシ

白い粉に見えるコナカイガラムシですが、よく見るとワラジムシに似た形(楕円状)をしています。

少なければ綿棒やティッシュで取り除ける。増えすぎた場合は殺虫剤の使用を検討して。

パキラの虫対策!虫嫌いなら必ず使っておきたい優秀アイテム

 

パキラの冬越しで必ず押さえておくべきポイントは?

伸びすぎたパキラ

次に、パキラの冬の管理のコツを3つご紹介します。

水やりは土が乾いてさらに3~4日経ってから

温度計

室内で植物を育てているなら1つは持っておこう!

パキラは暖かい場所を好む植物です。15度以下になると生長が緩慢になります。

温度計を設置し、20度~25度くらいを保つのが理想です。

そうはいっても、冬は室内でも20度を下回ることも多い…。
冬は生長が緩慢になったパキラに管理を合わせてあげよう!

冬場の寒い時期は、やや乾燥気味に管理することで樹液濃度が高まり、パキラの耐寒性を高められます。

土が乾いてさらに3~4日してからの水やり。これが冬場のパキラの水やりの基本!

冬は夜になったら窓から1~2m離す

パキラ

夜になったらパキラを窓から1mくらい離し、寒さから遠ざけましょう。

想像している以上に朝晩、冷え込むのが冬の窓際です。特に戸建ての場合は冷え込みやすいので注意します。

心配な場合は、受け皿の下に薄型の温熱シートを設置するのもおすすめです。

葉水(はみず)で害虫予防

オリヅルランに葉水
霧吹きで水分を吹きかけるのが「葉水(はみず)」

冬の室内は空気の乾燥によって葉が傷みやすいため、ときどき霧吹きで水を吹きかけてあげましょう。

葉水は葉の表面だけではなく、裏側や茎にも吹きかけるのがコツです。

窓を閉め切る冬は風通しの確保が大切!

サーキュレーター
停止しがちな室内の空気をかき混ぜ空気の流れを作り出すのがサーキュレーター

冬場の風通しの悪さを改善するにはサーキュレーターの活用がおすすめです。

冬の室内は窓を閉め切ることで風通しが悪くなりがち。

空気の乾燥と風通しの悪さが揃うとカイガラムシやハダニが発生しやすくなります。

風通しが大きく制限されることで、冷気や湿気が一か所に溜まり続ける。結果、カビや害虫、根腐れリスクを高めてしまう。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須!

 

冬のパキラは“水を吸えない”ことが最大の落とし穴(実体験)

パキラの根っこ

私自身、パキラの冬越しでは何度も失敗してきました。

冬は水を吸うスピードが落ちる

冬のパキラは低温で代謝が落ち、水を吸うスピードが一気に鈍くなるんですよね。

暖かい時期と同じペースで水やりを続けてしまうと、土の中に水分が溜まり、根が腐って一気に弱ってしまいます

植え替え直後は特に注意

特に気をつけてほしいのが、秋以降に植え替えたパキラ

根がまだ環境に慣れていないタイミングで寒さが来ると、吸水力がさらに落ち、根腐れを起こしやすくなります。

私はまさにこれで一鉢ダメにしてしまいました。

小さな株も注意

100均実生パキラ

また、100均などで売られている小さめの株は寒さに弱いです。

根が浅く張っていないため冷気の影響を受けやすく、低温と過湿が重なると一気に枯れ込みます。

この3つは死守して

冬は水やり頻度を気にする前に、まず

✔ 15℃以上をキープする
✔ 直接冷気に当てない
✔ 水やりを大幅に減らす

この3つが前提になります。

水やり頻度以前に寒さに当てないことも重要

冬のパキラは“水の量”よりも“環境が整っているかどうか”が運命を左右します。

まずは株をしっかり温め、その上で水やりの間隔をあけて管理すると、私の経験上いちばん失敗しにくいです。

 

パキラの冬の水やりに関するよくある質問

100均実生パキラ

Q1. 冬はどれくらいの頻度で水をあげればいいですか?

A. 室温15℃以上なら「土がしっかり乾いてから3〜5日後」、10〜15℃なら「土が乾いてから1週間以上」あけるのが目安です。

Q2. 冬は水やりの量を減らしたほうがいい?

A. 量は減らさず、頻度を減らすのがポイントです。

ただ、個人的には量も減らすのがおすすめ。土の約1/3が湿るくらいの量が根腐れを起こしにくいです。

室温20度以上を朝晩も保てるのであれば、たっぷり与えてもok!

Q3. そもそも『土が乾いた状態』ってどう判断すればいい?

A. 表面だけでなく、指を第一関節まで入れて冷たさや湿り気を感じなければOK。重さを持って確かめる方法も効果的です。

土に挿しておくだけで土の乾き具合を分かる「水やりチェッカー」があると便利です。

サスティー

Q4. 冬でも葉がしおれているときは水が足りない?

A. 冬は寒さストレスでもしおれます。乾燥だけが原因ではないため、まずは土の乾き具合を確認してください。

経験上、冬に焦って水をやりすぎると高確率で根腐れを起こす。まずは環境の改善から。寒さ、日照、風通しなどを見直して。

Q5. 暖房の部屋に置いている場合は水やり頻度は増える?

A. はい、暖房で空気が乾燥するため少し早く乾きます。ただし根元は冷えやすいので、水やりは日中の暖かい時間に。

ただし、夜間に15度以下になる環境なら水やりは控えめに。

Q6. 逆に寒い玄関に置いている場合はどうする?

A. 非常にゆっくり乾くため、頻度はさらに少なく。2〜3週間に1回で十分な場合もあります。

大前提、寒い玄関に置いていると株自体が弱っていく。南向き窓際か、お部屋の中心あたりがおすすめ。ただし夜間は窓から離して冷え対策を。

Q7. 水やりの代わりに葉水だけにしてもいい?

A. 乾燥対策として葉水は有効ですが、水やりの代わりにはなりません。根にも最低限の水分が必要です。

Q8. 冬は根腐れしやすいのは本当ですか?

A. はい。低温で蒸発しにくいため湿った状態が長く続くことが原因。冬は特に「水のあげすぎ」に注意。

また、夜間に水やりすると根が湿った状態で冷えるので、これもまた根腐れの原因になりやすいです。

Q9. 乾燥が心配で少しずつこまめに水を与えてもいい?

A. NGです。冬は細かい水やりが一番危険。与えるなら「しっかり」「間隔をあけて」が鉄則。

常に根が湿り続けると根腐れリスクが急増。

Q10. 冬でも肥料を一緒に与えていい?

A. 冬は成長が止まるため肥料は不要。水と同様、根を傷める原因になります。肥料は春〜夏に再開しましょう。

▶パキラにおすすめの肥料とは?肥料を選ぶ時に抑えておくべき2つのポイント

 

冬のパキラ|水やり頻度まとめ

冬越ししたパキラ
パキラを冬越しさせるためには最低でも10度以上あったほうがよい
  • 目安:7〜10日に1回
  • 土が乾いてから3〜4日空ける
  • 夜の水やりNG(冷えて根腐れ)
  • 午前中に与える
  • 量は「土の1/3が湿るくらい」
  • 乾燥気味にしたほうが耐寒性UP

パキラが冬場に弱る主な原因3つ

  1. 寒さ
  2. 水のやり過ぎ
  3. 害虫による被害

パキラ 冬の管理のコツ3つ

  1. 適温は20度~25度くらい
  2. 土が乾いてから控え目に水やり
  3. 葉水(はみず)で害虫予防

パキラを育てるいる方におすすめのアイテムはこれ!

☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓

水やりチェッカー「サスティー」

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