観葉植物として人気のパキラですが、気づけば天井に届くほど枝が伸びてしまった…という方も多いのではないでしょうか?
今回は、パキラの枝が伸びすぎる原因とその対処法、さらに整え方や管理のコツを詳しく解説します。
室内管理のパキラが天井につくほど伸びる場合、多くは日光不足が原因
室内に置いているパキラの枝が伸びて天井に付くという場合、日光不足が原因となっていることが多いです。
日光不足による「徒長(とちょう)」現象
室内で育てている場合、光が足りない環境では枝や茎が細く長く伸びる「徒長」が発生しやすくなります。
この結果、枝が無秩序に伸び、天井に届いてしまうことも多いです。
剪定不足
パキラは剪定をしなくても枯れることはありませんが、その分自然に枝や幹が伸び続けます。
放置すると、バランスの取れた樹形を保つのが難しくなるでしょう。
▶伸びすぎたパキラの対処法!適期の剪定で樹形を整えるべき理由とは?
パキラが天井につきそう!伸びすぎたときの整え方
パキラが天井に付きそうなほど伸びてしまった場合、生長が盛んな春~初夏に思い切って切り戻しましょう。
パキラは剪定に強い植物。切り戻すことで、形を整えることができます。
剪定の手順
- 伸びすぎた枝のうち、切りたい部分を確認します。
- 芽の少し上をカットすることで、新しい芽が発生しやすくなります。
- 使用するハサミは清潔で、切れ味の良いものを選びましょう。
ポイント
- 剪定は春から初夏の生育期に行うと、植物への負担が少なく回復が早いです。
- 一度に多くの枝を切りすぎると植物がストレスを受けるため、数回に分けて剪定するのがおすすめです。
1~2年に一度は植え替える
枝が伸びすぎる原因の一つに、根が窮屈になることがあります。
大きな鉢に植え替えると、根の成長スペースが増え、枝の成長が抑えられることもあります。
天井まで伸びたパキラが蛍光灯に付きそう…危険性は?
パキラの葉が天井まで伸び、蛍光灯に接触しそうな場合は、以下の理由で危険が伴う可能性があります。
熱による葉焼け
蛍光灯が発する熱により、葉が焼ける可能性があります。
特に葉が直接蛍光灯に触れている場合は、茶色に変色して枯れることがあります。
感電や火災のリスク
蛍光灯の周辺が湿気ている場合、葉や水滴が器具に接触すると、感電やショートの危険があります。
これは特に水やり直後や湿度が高い場所で注意が必要です。
器具への影響
葉や枝が蛍光灯のフィクスチャーや配線に触れることで、長期的に蛍光灯自体が破損する原因になる可能性もあります。
パキラが伸びすぎないようにする管理のポイント
パキラが伸びすぎないようにするには、以下のポイントを押さえておきましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置く
パキラは耐陰性があるとはいえ、あまりにも日当たりが悪いと、日光不足に陥って徒長を起こします。
日光が足りないと茎が光を求め、縦方向にばかり伸びて不格好になります。
1~2年に一度、剪定で高さを抑える
剪定を怠らないことで、バランスの良い形を維持しやすくなります。
こまめに伸びすぎた枝や不揃いな枝を切り戻しましょう。
パキラが天井につく?枝が伸びすぎる理由と整え方、危険性を解説【まとめ】
パキラが天井につくほど枝が伸びる原因には、環境条件の良好さや剪定不足、徒長現象などが挙げられます。
これを防ぐためには、定期的な剪定や適切な光環境の確保、肥料管理が重要です。
また、伸びすぎた場合でも、剪定することで理想の樹形に仕立て直すことができます。
今回の記事を参考に、室内でも安全・お洒落なパキラを楽しんでください。