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パキラ・ミルキーウェイが緑色に戻る?先祖返りの原因と対策を徹底解説

斑入りパキラが先祖返りする理由 よくあるトラブル

ミルキーウェイの葉っぱが緑色になってきた。。白い模様を取り戻すにはどうすればいいの?

斑入りの美しさが魅力の「パキラ・ミルキーウェイ」ですが、いつの間にか斑入り模様が消え、

葉が全て緑色になってしまう「先祖返り」という現象が起きることがあります。

今回は、パキラ・ミルキーウェイが先祖返りする原因、それを防ぐ方法、そして消えた斑入り模様を取り戻すためのケアを詳しく解説します。

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農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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パキラ・ミルキーウェイの「先祖返り」とは?

斑入りパキラ

先祖返りとは、斑入り植物の葉が本来の緑一色に戻る現象のことです。

斑入りのパキラ・ミルキーウェイは、遺伝的な突然変異で生まれた特別な模様を持っています。

しかし、環境や生育状況によってはその模様が消え、先祖返りしてしまうことがあります。

 

パキラ・ミルキーウェイが先祖返りする原因

葉に白い模様の入った斑入りパキラ

パキラ・ミルキーウェイが先祖返りし、葉が緑色になってしまう時によくある原因には、以下のようなものがあります。

光量不足

茎が間延びしてひょろひょろ気味のパキラ

葉が垂れる、茎が間延びする等も日光不足の代表的な症状。

斑入り植物は、葉に含まれる緑色の葉緑素が少ないため、光合成効率が低く、健康に育つには十分な光が必要です。

光量が不足すると、植物は生存本能として緑色の葉を増やし、効率的に光合成を行おうとします。

兆候

  • 新芽が全て緑色になる。
  • 斑入り部分が薄くなる、または消える。

対策

クリップ式の植物育成ライト

日当たりの良い場所が確保できないなら、植物育成ライトを使って日光不足をサポートする。
  • 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。
  • 屋内で育てる場合、植物用LEDライトを使用して光量を補うことも検討。

窒素過多

パキラの新芽

肥料の与え過ぎ、とくに窒素分が多い肥料を過剰に使用すると、葉緑素の生成が促進され、斑入り模様が目立たなくなることがあります。

兆候

  • 葉が濃い緑色になり、模様が見えなくなる。
  • 成長速度が急激に早くなる。

対策

  • 肥料を与える際は、「観葉植物用」や「低窒素配合」のものを選びましょう。
  • 肥料の頻度は月に1回程度、規定量を守って施肥します。

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成長の偏り

斑入りの特性を持たない緑葉が勢いよく成長し、斑入りの枝葉が弱まることで、全体が緑化してしまうことがあります。

兆候

  • 斑入りの枝が成長せず、緑葉の枝ばかりが大きくなる。
  • 斑入り模様のある葉が枯れやすくなる。

対策

  • 緑葉が多い枝を剪定し、斑入りの枝に栄養を集中させましょう。
  • 成長バランスを整えるため、枝葉を定期的に間引きます。

遺伝的要因

パキラ・ミルキーウェイは斑入り模様が固定されているわけではなく、環境によって遺伝的に戻る可能性があります。

この場合、完全に緑化した株から斑入り模様を復活させるのはかなり難しいです。

対策

  • 斑入り模様が残っている枝を優先的に育て、剪定などでケアを行いましょう。
  • 新たに購入する場合は、模様が鮮やかな健康な株を選ぶことが重要です。

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先祖返りしたパキラ・ミルキーウェイの模様を取り戻す方法

斑入りパキラ

剪定でリセット

緑葉の枝を剪定し、斑入り模様が残っている部分だけを育てます。これにより、模様のある新芽が生えやすくなります。

剪定のポイント

  • 清潔なハサミを使用し、緑化している枝を根元から切り取ります。
  • 剪定後は新芽が生えるまで、適切な光と水を提供します。

光環境の改善

斑入り模様を持つ葉は光量に敏感です。明るい間接光が当たる場所に置き、日照時間を確保しましょう。

光の調整方法

  • 日中は南向きの窓辺に置き、直射日光を避けるためにレースカーテンを活用します。
  • 光量が不足する場合は、植物用LEDライトを12〜16時間程度使用します。

適切な肥料の使用

低窒素の肥料を使用することで、斑入り模様が維持しやすくなります。

おすすめの肥料

  • 観葉植物用の緩効性肥料。
  • 窒素・リン酸・カリウムがバランス良く配合された液体肥料。

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パキラ・ミルキーウェイを長く楽しむための日常ケア

葉に白い模様の入った斑入りパキラ

適切な水やり

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える。受け皿に水を溜めないよう注意。

冬は土が乾いてさらに3日~4日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの水やりで十分。

室内のパキラは何日おきに水やりすべき?室内管理のコツを解説

15度以下の寒さに当てない

室温15〜30℃を保つ。冬場は寒さを避けるため、夜のみ窓際から部屋の中央に移動する。

ただし日中は窓際に戻し、十分な光を当てることが大事。

窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置きっぱなしだと、日光不足でさらに先祖返りが進んでしまう可能性が高い。

定期的な剪定

剪定したパキラ

成長が偏らないよう、枝葉を間引きます。

斑入り模様が濃い枝を優先的に残しましょう。

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害虫対策

アブラムシやハダニが発生しやすいので、定期的に葉をチェック。

必要に応じて殺虫剤を使用します。

斑入りパキラは通常のパキラに比べてストレスに弱い。一旦ダメージを受けると回復までにかなり時間を要することも多い。トラブルは早期発見&対処しよう!

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パキラ・ミルキーウェイが緑色に戻る?先祖返りの原因と対策【まとめ】

パキラ・ミルキーウェイの斑入り模様が消える「先祖返り」は、光量不足や栄養バランスの乱れなどが主な原因です。

剪定や環境改善、適切な肥料の使用で、斑入り模様を取り戻すことができる可能性があります。

この記事を参考に、日頃のケアを徹底し、美しいパキラ・ミルキーウェイを育て続けましょう!

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