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幹だけになっても諦めるな!パキラを復活させる方法を症状別で解説

幹だけになったパキラ よくあるトラブル

パキラの葉が全部落ちて幹だけになっちゃった…。さすがに復活させるのは難しいよね?

今にも枯れてしまいそうなパキラを目の前にしてこのような思われていませんか?

パキラは非常に丈夫な植物。葉が全部落ちて幹だけになっても復活の可能性は残されています。

そこで今回は、パキラを復活させる方法をよくある症状別でご紹介します。

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meme

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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パキラを復活させる方法を症状別で解説

挿し木で増やしたパキラ

パキラが枯れそうになっている場合、まずは「幹の硬さ」を確認してみましょう。

  • 幹が硬い➡復活の可能性あり
  • 幹が柔らかい、ふかふかしている復活はかなり難しい➡次項の「パキラの幹が柔らかくなっている場合の対処法」へ。

パキラが枯れそうになっている場合、やっちゃいけないのが「とりあえずの肥料」。根腐れを起こしている場合、肥料を与えることでさらに根を傷めてしまうことがあるんだ。

幹だけになったパキラを復活させる方法

切り戻しから3か月半後のパキラ

幹だけになったパキラを復活させる場合、まずは現在の気温を確認してみましょう。

時期によって対処の仕方が異なるよ。まずは天気予報をチェックしてみてね。最低気温が判断の目安になるよ。

春~秋(天気予報で最低気温が15度以上)の場合の復活方法

  • 明るく風通しの良い場所に置く。室内なら南~東向きの窓際がベスト。屋外なら直射日光の当たらない半日陰~日陰。
  • 水遣りは土がしっかり乾いたタイミングで、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与える(土が濡れている場合は水遣りしない)
  • 2年以上植え替えていない場合はひとまわり大きめの鉢に植え替える(ただし、寒くなる直前の秋は作業を控える)
  • 受け皿に溜まった水は必ず捨てる。可能ならポットフィートや鉢スタンドを使って鉢を浮かせると良い(下画像)

ポットフィートを使うことで鉢内の蒸れを防ぐことができるよ。水はけ、通気性を確保することで根が傷みにくくなるんだ。

冬(天気予報で最低気温が15度以下)の場合の復活方法

  • 南~東向きの窓際に置いて明るさと風通しを確保
  • 夜になったら窓からできるだけ離して冷え込みを防ぐ
  • 水遣りは土が乾いてさらに3~4日経ってから。土の約1/3が湿るくらいでok
  • 水遣りは暖かい午前中までに済ませる。夜間は根を冷やすためできるだけ避けて

冬のパキラは寒さによって生長が緩慢になっているよ。この時期は「復活」よりも「現状維持」。今より悪化させないで春に繋ぐことが重要。気温が上がってくれば新芽が出てくることが多いよ。(下写真)

パキラの新芽

ひょろひょろになったパキラを復活させる方法

室内に置いたパキラ

枯れてはいないものの茎や葉柄ばかりが間延びして弱々しい姿になっている場合、適期に切り戻すことで樹形を復活させることができます。

すでに間延びした枝を元に戻すことはできない。樹形を整えたいなら適期に切り戻そう。

春~秋(天気予報で最低気温が15度以上)の場合の復活方法

パキラの剪定【ビフォーアフター】

  • 5月~6月頃に、間延びした枝をカットする
  • 水遣りは土がしっかり乾いたタイミングでたっぷり与え、受け皿に溜まった水は捨てる
  • 明るく風通しの良い場所に置いて管理を続ける
  • 2年以上植え替えていないならひとまわり大きめの鉢に植え替える(ただし、寒くなる直前の秋は作業を控える)

冬(天気予報で最低気温が15度以下)の場合の復活方法

  • 大胆な剪定は春まで控える
  • 水遣りは土が乾いてさらに3~4日経ってから、土の約1/3が湿るくらいで与える
  • 室内なら南~東向きの窓際に置く
  • サーキュレーターをまわして空気に流れを作りだす
  • 夜になったら窓から最低でも2mは離し冷え込みを防ぐ

本来は暖かな場所を好むパキラ。気温、日照量、風通しなどが制限される冬はどうしても弱りやすいよ。冬は乾かし気味に管理することで樹液濃度を高め、寒さに備えることできるんだ。

害虫被害を受けたパキラを復活させる方法

パキラに付きやすい害虫にはハダニやカイガラムシなどがあります。

これらの害虫は季節関係なく室内でも発生しやすい害虫です。

パキラに以下のような症状がみられる場合、害虫被害を受けている恐れがある。被害を最小限に抑えるためにも早めに対処しておこう!

  • 葉の色がまばらに変色している
  • 黒や茶色の見慣れない粒々が付着している
  • 白い綿状のものや蜘蛛の巣状のものが付いている、等

とにかく早目の対処。虫の種類が分からないならベニカネクストスプレーが便利

カイガラムシ  害虫は暖かく空気が乾燥する場所で湧きやすい傾向

パキラに害虫が付いている場合、すぐに取り除くことで被害を最小限に抑えられます。

ただ、取っても取っても再発する場合やすでに葉が傷んで弱っている場合は、殺虫剤を使うのがおすすめです。

でも虫の種類が分からない…。害虫なのか病気なのかも判断できないし、どの殺虫剤を選べばいいの?

このような場合に便利なのがベニカXネクストスプレーです。

ベニカネクストスプレー  即効性と持続性両方の殺虫成分を持つ。虫嫌いなら1本は持っておくべき超有能アイテムです(>_<)

殺虫効果はもちろん、病気の予防・治療にまで効果を発揮します。

ベニカXネクストスプレーならパキラに発生しやすい害虫や病気に効果を発揮してくれるよ。計量不要でスプレーするだけ。簡単なのに効果は抜群だよ。

 

 

パキラの幹が柔らかくなっている時の対処法

パキラの幹

パキラの幹が柔らかい場合、すでに根腐れが進行している可能性が高いです。

まずは、土の状態を確認しよう

土の乾き具合を確認

  • 土が濡れている➡土が乾くまでは水遣りを控え、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で管理
  • 土が乾いている➡土の約1/3が湿る程度に水を与えて様子をみる。直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置くこと

植物にとって欠かせないのが光・水・風。なかでも室内管理で不足しやすいのが「風」。植物は風を受けることで光合成が盛んになるよ。風通しが悪いと根腐れやカビ、害虫のリスクが高まるんだ。

硬い茎が残っているなら挿し木で復活させるのもあり

伸びすぎたパキラをカット

弱ってしまったパキラにまだ硬い茎が残っているなら「挿し木」で育て直すのもありです。

挿し木とは、植物の一部分を切り取って発根させ同じ性質を持つ個体を増やす方法です。

発根したパキラの挿し木

パキラの挿し木に適しているのは春~秋の暖かい時期。冬の場合は室温をできるだけ暖かくしてやることで失敗を防ごう。

 

 

弱ったパキラにこれをやると追い打ちをかける…間違った対処法3つ

窓際に置いた編み込みパキラ

ここでは初心者が弱ったパキラにしてしまいがちな間違った対処法を3つご紹介します。

良かれと思ってしたことが「とどめの一撃」になってしまうのは悲しすぎる…。不安な人は念のため目を通しておいてね。

弱ったパキラにやってはいけないこと①とりあえずの肥料

アンプルタイプの活力剤

なんか調子よくないな。そうだ、とりあえず栄養をやってみよう。

このように、弱った観葉植物に「とりあえず」肥料を与えていませんか?

多くの場合、地上部が弱っているということは地下部(根っこ)も同じように弱っています。

弱った状態の根に吸いきれないほどの養分を与えると、さらに根を傷めてしまうことが多いんだ。ちなみに生育が鈍る冬の肥料は基本不要だよ。

パキラに肥料を与える前に必ず確認しておくべきポイント

  1. 株が弱っていないか?➡株が弱っている場合はまず原因の究明と管理の見直し。肥料は回復してから
  2. 天気予報の最低気温が安定して15度以上あるか?➡寒い時期の肥料は基本不要。吸いきれないほどの養分を与えることで根にダメージを与える
  3. 根詰まりを起こしていないか?➡鉢内が根で詰まっていると根がスムーズに養分を吸収できない。それどころか蒸れることで根がダメージを受けることも
  4. 植え替え直後ではないか?➡植え替え直後は根が傷んでいる状態。肥料は植え替えから1か月ほど経ってから

パキラに肥料を与える場合は上記すべての項目をクリアしてなきゃだめ。一つでも該当するなら肥料は控えてね。

弱ったパキラにやってはいけないこと②とりあえずの水遣り

鉢替え後のパキラ

なんとなく調子が悪そう。よく分からないけどとりあえず水遣っとくか。

もちろん、とりあえずの水遣りがグッドタイミングでハマれば復活してくれます。

ただそうではない場合、とりあえずの水遣りがとどめの一撃となってしまう恐れもあるのです。

パキラに水遣りする前は「土の乾き具合」と「気温」を必ず確認してね。時期によって水遣りのタイミング、量が微妙に異なるよ。

パキラの水遣り方法【目安】

  • 春~秋(最低気温15度以上)➡土が乾いたタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと与える
  • 冬(最低気温15度以下)➡土が乾いてさらに3~4日経ってから土の約1/3が湿るくらいに常温の水を与える。夜間の水やりは×。できるだけ暖かい午前中までに済ませるのが〇

冬は葉水をする時間帯にも気を付けてください。冬の夜に葉がびしょ濡れになるまで葉水するのは避けた方が無難です。

葉に残った水分が朝晩に冷やされ、株を弱らせてしまうこともあります。

弱ったパキラにやってはいけないこと③とりあえずの日光浴

剪定前のパキラ

あれ?なんか葉がしおれてるかも…。たまにはベランダに出して日光浴させてやるか。

室内に置いていたパキラをいきなり屋外の日向に出すのは厳禁。

植物がもっとも苦手とするのが「急激な環境の変化」です。

葉焼けしたパキラ

室内管理が中心のパキラをいきなり屋外の日向に移動した場合、高確率で葉焼けするよ。(上写真)

パキラに適した置き場所【目安】

  • 室内なら南~東向きの窓際。日当たりと風通しが十分に確保できる場所がベスト
  • 窓を閉め切る時期はサーキュレーターをまわして空気に流れを作りだす(基本24時間)
  • エアコンの風が直接当たる場所はNG
  • 冬は夜になったら窓からできるだけ離して冷え込みを防ぐ(朝になって気温が上がってきたら元の場所へ)
  • 春~秋の暖かい時期(15度以上)であれば半日陰~日陰に置くと生育が良くなる
  • ただし真夏は葉焼けを起こしやすいため日陰に移動しておく

 

まとめ

  • 弱ったパキラを復活させる方法は幹の状態、土の乾き具合、時期などによって微妙に異なる。まずは現状をしっかりと把握することが大事
  • パキラに害虫被害が疑われる場合は早めに対処することで被害を最小限に抑えられる
  • パキラの幹が柔らかくなっている場合、残念ながらすでに根腐れに発展していると考えられるため復活は難しい
  • 根腐れが疑われる場合は水遣りを控え、明るく風通しの良い場所に置いて様子をみる
  • まだ硬い茎が残っているなら挿し木で育て直すという選択肢もある
  • 弱ったパキラにやってはいけないことは「とりあえずの肥料」「とりあえずの水遣り」「とりあえずの日光浴」の3つ

パキラを育てている人におすすめのアイテムはこれ

☆★虫が付いたかも…?もしかして病気…?観葉植物に付きやすい害虫を殺虫し病気の治療と予防ができる↓↓

ベニカネクストスプレー

☆★パキラを植えている土に挿しでおくだけ。土の乾き具合を色でお知らせしてくれる便利アイテム↓↓

ベンジャミンの土に差したサスティー

☆★鉢を浮かせて通気性を確保。排水性を高めて根腐れを防いでくれる便利アイテム↓↓

ポットフィートを使うことで鉢内の蒸れを防ぎ、水はけ・通気性を確保することで根が傷みにくくなります。

☆★鉢が大きくて移動が大変な場合はキャスター付きの鉢スタンドがあると便利↓↓

キャスター付き鉢スタンド

 

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