パキラの土に「バークチップ」を敷き詰めていませんか?
土が見えないとそれだけで清潔、お洒落な雰囲気になりますよね。
ただ、バークチップは使い方を誤ると、パキラの成長や室内環境に悪影響を及ぼすこともあるんです…。
そこで今回は、パキラにバークチップを使用する際のメリットや注意点、水やり方法について解説します。
パキラにバークチップを使う際の注意点は?欠点をカバーするための対策
パキラの株元にバークチップを敷く際は、以下の点に注意してください。
土の乾き具合を把握しにくい
バークチップを敷くことで、土の乾燥具合が把握しにくく、水やりの判断がしにくくなります。
対策
水やりチェッカーを使用することをおすすめします。
土の中の湿度を確認できる水やりチェッカーを使うことで、土の乾き具合を色で判断できるようになります。
根腐れのリスクが高まる
バークチップを厚く敷きすぎると、土の通気性が低下し、根腐れの原因になります。
対策
敷く厚さは1〜2cm程度に留めましょう。
また、鉢を浮かせて鉢底の通気を確保する「ポットフィート」を使うのもおすすめです。
カビが生えやすい
バークチップは時間が経つと分解され、カビが発生することがあります。
表面に白くふわふわとしたものが湧く場合、カビの可能性が高いです。
対策
- 窓を閉め切る時期はサーキュレーターを回し、空気を循環させる
- 定期的に表面のバークチップを交換し、清潔な状態を保ちます。
病害虫の発生リスク
バークチップが湿った状態が続くと、虫が発生する可能性があります。
特に梅雨時期は、バークチップの陰になる部分が、コバエの温床となる恐れもあります。
対策
- 水やり後は風通しの良い場所に鉢を置き、湿気を抑えるよう心掛けます。
- 水のやりすぎに注意。基本は土がしっかり乾いてから与える。
パキラにバークチップを使用する際の水やり方法は?
パキラにバークチップを使用する際の水やり方法は、以下の通りです。
バークチップの下まで水が行き渡るようにする
表面のバークチップだけが濡れても、土まで水分が届かなければ根が乾燥してしまいます。
水を与える際は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本です。
▶室内のパキラは何日おきに水やりすべき?室内管理のコツを解説
乾燥のタイミングを見極める
土の中が乾いたタイミングで水やりを行います。
バークチップは乾いていても、土が湿ったままの場合、水をやり過ぎるとあっという間に根腐れしてしまいます。
▶パキラの水やり頻度はどれくらい?初心者向けに解説【完全ガイド】
排水を確認
鉢底に水が溜まる状態を避けるため、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。
受け皿の水をそのままにしていると、鉢の中が蒸れて根腐れやカビ、病害虫の発生リスクが高まります。
風通しの良い場所に置く
水やり後は風通しの良い場所に鉢を移動し、余分な湿気を防ぎます。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使いましょう。
パキラにバークチップを使うメリット
保湿効果がある
- バークチップを土の表面に敷くことで、蒸発を抑え、土の乾燥を防ぐことができます。
雑草防止
- バークチップを敷くことで、鉢内に雑草が生えるのを防ぎます。
見た目が美しい
- ナチュラルな風合いがパキラの鉢をおしゃれに演出します。
温度調節効果
- 土の表面温度を安定させ、夏は土の温度上昇を防ぎ、冬は寒さから守ります。
バークチップだけじゃない!パキラにおすすめのマルチング材
バークチップ以外にも、パキラの株元に敷くのにおすすめの資材があります。筆者のおすすめは以下2つです。
鹿沼土や軽石
通気性を重視したい場合は、鹿沼土や赤玉土、軽石などを土の表面に敷く方法も効果的です。
特に粒が崩れにくい、硬質タイプの鹿沼土が筆者のおすすめです。
矢作砂
高級感のある見た目に仕上げたいなら、矢作砂がおすすめ。
矢作砂は通気性に優れるだけでなく、重さもあるので風で飛散しにくいというメリットもあります。
パキラにバークチップを使う際の注意点は?欠点や水やり方法【まとめ】
パキラにバークチップを使うことで、保湿性や見た目の美しさなど多くのメリットが得られます。
しかし、通気性や水分管理に注意しないと、根腐れや害虫の原因になることも…。
適切な使い方と管理方法を守りながら、バークチップを活用して健康で美しいパキラを育てましょう!