パキラの枝が1本だけ伸びちゃった。でも枝が1本だけだし、剪定したら幹だけになっちゃう…。
「パキラの枝が1本だけ伸びて、バランスが悪い…」こんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
パキラは成長が早く、時には枝がアンバランスに伸びてしまうことがあります。
ただ適切な剪定やケアを行えば、スッキリとした美しい樹形を取り戻すことも可能です!
今回は、パキラが一本だけ伸びる理由と、その対処方法についてくわしくご紹介します。
パキラが一本だけ伸びる理由は?
パキラの枝が1本だけ極端に伸びるのには、以下のような理由があります。
日光不足
パキラは耐陰性があるとはいえ、あまりにも日当たりが悪いと、茎が光を求めて間延びしやすいです。
特に、窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置きっぱなしの場合、日光を求めて一部の枝が徒長してしまいます。
成長期の特徴
春から夏にかけての成長期には、新しい枝が急速に伸びる傾向があります。
この時期に日光不足が続くと、一部だけが極端に成長することがあります。
枝が一本だけ伸びたパキラを整える方法
枝が1本だけ伸びすぎてしまった場合、剪定すると幹だけになってしまい不安ですよね。
ただ、以下の手順で行えば失敗しにくいです。
適期は春~初夏(4月~6月ごろ)
パキラを剪定でもっとも失敗しにくいのが、春~初夏にかけての時期です。
この時期は成長が活発&回復力も高いので、剪定後も新しい芽が出やすくなります。
カット
切れ味の良い清潔なハサミを使い、長く伸びた枝を思い切ってカットします。
切った枝は水を張った容器に切り口を浸けておくと、2週間ほどで発根します。
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明るく風通しの良い場所で新芽が出るのを待つ
カット後は明るく風通しの良い場所で新芽が出るのを待ちます。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。ただ、気温が許すなら、屋外の日向に置くのが個人的にはおすすめです。
うまくいけば2週間ほどで新芽が出てくる
うまくいけば2週間ほどで新芽が出てきます。
屋外の場合、新芽が出たら、日向を避けた半日陰へ移動しておきましょう。
3ヵ月もすれば、新芽が成長して下写真のように育ちます。
パキラの樹形をカッコよく保つための日常管理のコツ
パキラの樹形を美しく保つためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
1~2年に一度の剪定
パキラは放っておくと、どんどん枝を茂らせて樹形が崩れていくものです。
特に室内で楽しみたい場合、1~2年に一度、春~初夏に剪定してやると、コンパクトに保つことができます。
▶パキラの切り戻し方法!大きくなりすぎたパキラをコンパクトに整えよう
室内なら南~東向きの窓際に置く
室内で育てる場合は、南~東向きの窓際に置くのが理想です。窓越しの光であれば、基本レースカーテン不要です。
明るく風通しの良い環境にすることで、光合成がさかんになり、同時に病害虫の発生も防げます。
▶パキラは外に出しっぱなしでok?押さえておくべき2つのポイント
一本だけ伸びた枝を活かすアレンジアイデア
個性的な形を楽しむ
伸びた枝をそのまま活かし、デザインとして楽しむ方法もあります。枝を曲げたり、装飾を施すことで独自のスタイルを作れます。
ハイドロカルチャーに挑戦
伸びた枝をカットし、水耕栽培で新たに育てることも可能です。インテリアのアクセントとして楽しめます。
▶パキラの挿し木を水から土に植えつける方法を写真付きで解説!
ミニ観葉植物として分ける
切り取った枝を挿し木にして、新しい鉢に植えることで増やすことができます。
友人や家族へのプレゼントにも最適です。
パキラが一本だけ伸びる?間抜けな見た目を整える方法【まとめ】
パキラが一本だけ伸びる原因は、日光不足や栄養の偏り、水やりの不均衡などが挙げられます。
適切な剪定や環境調整を行えば、美しい樹形を取り戻すことが可能です。
また、伸びた枝を活かしたアレンジ方法も多彩で、自分好みのスタイルを楽しめます。
日々のケアを工夫して、パキラの魅力を最大限に引き出しましょう!