パキラは寒さが苦手って聞いて、暖房の近くに置いてみたけど、なんだか調子が良くないな。。
パキラにとって、暖房の風が直接当たると悪影響を及ぼすことをご存じでしょうか?
寒さから守ってあげたいのに、逆にパキラを弱らせてしまうなんて、とても悲しいですよね…。
そこで今回は、暖房の風がパキラに与える影響や、寒い時期でも元気に育てるための最適な置き場所について詳しく解説します。
暖房の風をパキラに当てるべきでない理由
結論、暖房の風を直接パキラに当てるべきではありません。その理由は、以下の通りです。
葉が乾燥で傷む
暖房器具の風は湿度を下げ、パキラの葉を乾燥させる原因になります。
特にエアコンやファンヒーターの直接的な風が当たると、葉がしおれたり、縁が茶色くなったりすることがあります。
対策
- 暖房器具の風が直接当たらない場所に移動する。
- 室内の湿度を保つため、加湿器を使用する。
温度差によるストレス
暖房器具の近くでは急激な温度変化が起こりやすく、パキラがストレスを受ける可能性があります。
このストレスが原因で、葉が落ちる、成長が鈍るといった症状が現れることがあります。
対策
- 室温を一定に保つように心がける。
- 暖房器具の近くにパキラを置かない。
根の乾燥
暖房が効いた部屋では土の乾燥が早くなるため、水分不足になりがちです。
これが原因で根がダメージを受けると、健康な葉を維持するのが難しくなります。
対策
- 土の乾燥具合を頻繁にチェックし、適切に水やりをする。
- 鉢の周囲に湿度を保つためのトレイや水を置く。
寒い時期に適したパキラの置き場所の選び方は?
寒い時期は、以下のポイントを押さえた場所にパキラを置くのが望ましいです。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。
もちろん、パキラに向かって暖房を風を直接与えるのは避けましょう。
夜になったら窓から1~2m離す
明るく暖かな場所を好むパキラですが、夜間の窓際はとても冷え込みます。
そのため、冬は夜になったら窓から1~2mほど離すことで、寒さから株を守ることができます。
暖房器具から遠ざけた場所
暖房器具の風が直接当たらない場所に置くことが基本です。
また、床暖房の上に直接置くと鉢が熱くなり、根にダメージを与えることがあるため、床暖房がないエリアを選びましょう。
室温が安定している場所
パキラは15~25℃の環境を好みます。
窓際でも冷たい外気が入る場所や、ドアの近くで冷たい風が入り込む場所は避けるようにしてください。
湿度が適度に保たれている場所
冬場は湿度が低くなるため、パキラの周囲に水を入れた器を置いたり、霧吹きで葉に水をかけたりして湿度を補ってください。
特にエアコンを使用する場合、加湿器を併用するのがおすすめです。
パキラを冬でも美しく保つための追加ケアは?
寒い時期もパキラを美しく保つためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
冬の水やりは控えめに
冬場は成長が緩やかになるため、土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。
▶室内のパキラは何日おきに水やりすべき?室内管理のコツを解説
葉の掃除を定期的に行う
暖房による乾燥でホコリが溜まりやすくなるため、葉を湿らせた柔らかい布で優しく拭いて清潔に保ちましょう。
葉水をする場合は、葉の裏面を中心に水を吹きかけるのがおすすめです。
肥料は控える
冬はパキラが休眠期に入るため、追肥は春まで控えます。
過剰な栄養が逆効果になる場合があるため、必要以上に肥料を与えないように注意してください。
▶パキラに肥料はいらない?与えるタイミングと選び方を徹底解説
パキラに暖房の風を当てるのはNG?寒い時期に適した置き場所の選び方【まとめ】
パキラにとって暖房の風は大敵ですが、適切な対策を講じれば、冬でも健康を維持できます。
暖房器具からの距離を保ち、室温や湿度を調整することで、パキラのストレスを軽減できます。
ぜひこの記事の内容を参考に、冬の寒さからパキラを守りつつ、美しい姿を楽しんでください!