観葉植物として人気のパキラですが、幹がスカスカになったり、触ると柔らかくなってしまうことがあります。
このような症状は、パキラが健康を損なっているサインです。
そこで今回は、パキラの幹がスカスカになる原因とその具体的な対処法について詳しく解説します。
パキラの幹がスカスカになる主な原因
パキラの幹がスカスカになる場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
水切れ
逆に、水が不足すると幹がしぼみ、スカスカになることがあります。特に成長期には十分な水分が必要です。
よくある症状
- 幹が縮んで見える。
- 葉が垂れ下がり、カラカラになっている。
- 土が完全に乾いている。
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根腐れ(水のやりすぎ)
パキラは乾燥に強い植物ですが、水の与えすぎは根腐れを引き起こし、幹が柔らかくなったりスカスカになる原因となります。
よくある症状
- 幹がしおれている。
- 植物全体が元気を失っている。
- 土から異臭がする。
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病害虫の発生
幹がスカスカになる原因のひとつに、カイガラムシやハダニといった害虫、または細菌やカビによる感染が挙げられます。
よくある症状
- 幹や葉に白い斑点や黒いカビのようなものが見られる。
- 幹が部分的に変色している。
- 葉が落ちる。
極端な寒さによるストレス
パキラは熱帯原産の植物で、温度や湿度の変化に敏感です。特に極端に寒い環境では幹がダメージを受けることがあります。
よくある症状
- 幹や葉が萎れている。
- 葉が茶色く枯れる。
- 成長が止まる。
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パキラの幹がスカスカなときの対処法は?
パキラの幹がスカスカになったときは、以下の対処法を試してみてください:
過剰な水やりの場合
- 土の状態を確認し、水はけの良い土に植え替えます。
- 鉢底に水がたまらないように注意します。
- 土の乾き具合が分からない場合、水やりチェッカーを使うと便利。
水切れの場合
- 土が乾きすぎないよう、適切な頻度で水を与えます。
- 土全体に水が行き渡るまでたっぷりと与えますが、鉢底に水が残らないようにします。
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根腐れの場合
- 鉢から植物を取り出し、腐った根を切り落とします。
- 根を殺菌剤で処理し、新しい土に植え替えます。
病害虫の被害の場合
- 害虫を駆除するために殺虫剤を使用するか、手作業で取り除きます。
- 幹が病気に侵されている場合は消毒を行い、必要に応じて感染部分を切り取ります。
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環境ストレスが原因の場合
- パキラを適温(15℃–30℃)で育て、湿度を保つために加湿器を使用します。
- 強い直射日光を避け、柔らかな光が当たる場所に置きます。
パキラの幹を健康に保つために押さえておくべきポイント3つ
パキラの幹を健康に保つなら、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
水やりは土が乾いてからが基本
水やりの頻度や量を見直し、根や幹に負担をかけないようにしましょう。
- 土の表面が乾いてからたっぷり水を与える。
- 冬場は水やりを控えめにする。
- 鉢底に水が溜まらないよう、受け皿の水を捨てる。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想
パキラは耐陰性があるとはいえ、本来は日光が大好きな植物です。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想で、できるだけ窓を開けて風通し良く管理しましょう。
15度以下に晒さない
パキラが快適に育つ環境を整えることで、幹の健康を守ります。
パキラは暖かな場所を好むため、冬は15度以下に当てないことも大事です。
- 室温を15℃–30℃に保つ。
- 湿度を50%—60%に維持する。
- 冬場は暖房器具の近くを避け、加湿器を使用する。
パキラの幹がスカスカ?幹が柔らかい原因と対処法を徹底解説!【まとめ】
パキラの幹がスカスカになる原因には、過剰な水やりや根腐れ、病害虫の被害、環境ストレスなどが挙げられます。
しかし、適切な対策を講じることで、パキラを再び元気な状態に戻すことが可能です。
この記事を参考に、日々のケアを心がけて、健康なパキラを育ててくださいね。