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パキラをほったらかしにしておくとどうなる?最低限すべき3つのケア

窓際に置いた編み込みパキラ お役立ちコラム

パキラはほったらかしでも育つくらい丈夫って聞いたけど、どこまでほったらかしていいの…?

パキラは「水やりもあまりいらないし、手間がかからない」からといって、完全にほったらかしにしてしまうと枯れてしまいます。

とはいえ、パキラ手がかからず、ほったらかし気味でも枯れにくいというのは事実です!

そこで今回は、パキラをほったらかしにしすぎるとどのような問題が生じるか、そして枯らさないために最低限やるべきことを紹介します。

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農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。100均で見つけた小さな実生パキラを大きく育てたことがきっかけで観葉植物に目覚める。賃貸の一室でパキラを試行錯誤しながら栽培して得た知識をブログで発信中!

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パキラをほったらかしにしすぎるとどうなる?

外に出しっぱなしのパキラ

パキラは乾燥にも耐え、病害虫にも比較的強いため、多少のほったらかしでは枯れにくいものの、放置期間が長引くと以下のような症状が現われます。

葉が黄色く変色し、落葉する

茎が間延びしてひょろひょろ気味のパキラ

パキラは水不足や栄養不足になると、葉が黄色く変色し、葉が落ちてしまうことが多いです。

特に新しい葉の成長が止まり、古い葉が黄変する場合は、成長に必要な水分や栄養が不足していることが考えられます。

また、逆に水が多すぎても根が傷み、同様に葉が黄色くなります。

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枯れ込みや根腐れが進行する

ほったらかしにしすぎると水が不足し、根の状態が悪化します。

根が乾燥しすぎると根が枯れ込み、栄養や水分を吸収できなくなります。

特に水はけの良い土を使っている場合、土が乾燥するのも早いです。

害虫が発生するリスクが高まる

ハダニ被害によってまばらに色抜けした葉っぱ

風通しが悪い場所でほったらかしにしていると、害虫が発生しやすくなります。

特にハダニやカイガラムシなどが付きやすく、葉の栄養が奪われ、植物が弱ってしまいます。

害虫が蔓延するとパキラ全体が弱り、最悪の場合、まわりの観葉植物たちにも被害が拡がることもあります。

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ほったらかしすぎNG!パキラを枯らさないために最低限やるべきケア3つ

素焼き鉢に植えたパキラ

パキラをほったらかしにし過ぎるのはNGです。枯らさないためには最低限、以下3つのことを継続しましょう。

土が完全に乾いてからの水やり

水やりの方法を誤ると、パキラは根腐れや乾燥で弱ってしまいます。水やりの頻度や量をしっかり守りましょう。

  • 土が乾いたタイミングで水やり
    パキラは乾燥に強いため、土が乾いてから水やりを行うのが基本です。土が乾ききってからたっぷりと水を与え、鉢底から水が流れるまでしっかり浸透させます。
  • 季節に応じた水やり頻度
    成長期である春から秋にかけては、週に1〜2回程度の水やりを行います。一方、冬場は成長が鈍化するため、土が完全に乾いてさらに2~3日ほど経ってからの水やりで構いません。
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サスティー

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室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想

サーキュレーター

室内でパキラを育てるならサーキュレーターは必須アイテム!

パキラは少ない光でも育つ力がありますが、あまりにも日当たり・風通しが悪いとあっという間に弱ってしまいます。

  • 南~東向きの窓際に置く
    室内で育てる場合は、カーテン越しの柔らかな光が差し込む場所に置くと、葉焼けを防ぎつつ光合成がしっかり行えます。南~東向きの窓際が理想です。
  • 風通しの良い環境で害虫予防
    空気がこもると害虫が発生しやすくなるため、定期的に換気を行いましょう。サーキュレーターを使用して空気を循環させるのも効果的です。

定期的な葉のチェックと害虫対策

葉の色が薄いパキラ

葉が下向きにうつむくのは、日光不足の代表的な症状。

パキラは定期的に葉の状態をチェックし、害虫がついていないか確認することが大切です。

  • 害虫の早期発見と除去
    ダニやカイガラムシなどが発生した場合は、見つけ次第、柔らかい布で拭き取るか、殺虫剤を使用して駆除します。ダニやカイガラムシは、乾燥した環境や風通しが悪い場所で発生しやすいので、風通しと湿度を適切に保つことが予防につながります。
  • 葉水スプレーで湿度を保つ
    葉水(霧吹きで葉に水をかける)を行うことで、葉が健康に保たれ、害虫がつきにくくなります。特に乾燥しやすい時期には、1日1〜2回の葉水を行うと良いでしょう。
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ほったらかしでも枯れにくくする!パキラの健康を保つためのポイント

パキラの水耕栽培

ほったらかしでも枯れにくくするためには、日々の環境管理や簡単なメンテナンスが重要です。以下のポイントを参考に、パキラの健康を保ちましょう。

1~2年に一度の植え替えで根詰まりを防ぐ

株元が倒れてくるパキラ

パキラが根詰まりを起こしていると、栄養や水分が行き届かなくなり、成長が鈍化します。

1〜2年に1回を目安に植え替えを行い、根に十分なスペースを確保しましょう。

  • 植え替え時期は春~初夏
    パキラの植え替えは、成長が活発な春〜初夏に行うと良いです。植え替え後は明るい日陰で様子を見ながら管理し、根が新しい土に馴染むようにします。
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季節ごとの環境調整

屋外管理のパキラと室内管理のパキラを比較

気温が許す限りは屋外で管理すると丈夫な株に育つ。

季節に応じてパキラの置き場所や水やりの頻度を調整することも大切です。

  • 夏場:直射日光が強くなるので、レースカーテン越しに光が当たる場所に移動させましょう。
  • 冬場:寒さに弱いため、夜間に冷え込みやすい窓際は避け、室温が保たれる場所に置きます。
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長期でほったらかし?留守中のパキラの管理方法

葉に白い模様の入った斑入りパキラ

長期不在にする際には、パキラの水やりや光、湿度が適切に保たれるように準備が必要です。

不在前の水やり

出かける前に、しっかりと土が湿るまで水やりを行います。

ただし、鉢底に水が溜まらないように注意し、受け皿に溜まった水は捨ててから出かけましょう。

自動給水器の使用

水やり当番

「水やり当番」があれば、不在中に水を与えることが可能。

1週間以上の不在であれば、自動給水器やペットボトルを使った簡易的な給水装置を設置するのも効果的です。

給水装置を設置することで、適度な水分が補給され、乾燥が防げます。

光の確保

植物育成ライト

植物育成ライトはタイマー付きのタイプが便利!

パキラは完全な暗闇では元気を失ってしまいます。

カーテン越しにやわらかな光が入る位置に置き、少しでも光が届くようにしましょう。

日光が確保できない場所やカーテンを閉め切る場合、タイマー付きの植物育成ライトを設置するのもおすすめです。

 

パキラをほったらかしにしておくとどうなる?最低限すべき3つのケア【まとめ】

パキラは丈夫で育てやすい植物ですが、完全にほったらかしにしてしまうと、葉の黄変や根腐れ、害虫の発生などで枯れてしまうこともあります。

枯らさないためには、最低限の水やり、日当たりと風通しの確保、定期的な葉や根のチェックが大切です。

また、肥料や植え替えなども必要に応じて行い、季節に応じた環境管理をすることで、長く健康に育てることができます。

この記事を参考に、最低限の管理をしながらパキラを健やかに育て、インテリアとしても美しい緑を楽しみましょう。

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